守「そんでどうなんや?」
司「んー?なにがぁ?」
守「資産形成」
司「そろそろ始める予定。
もう買った本も読んだし」
この時なぜ守君がこの店を
選んだのかがわかった。
高校生のする話と違うから
こんな話をマクドなんかで
していたらかなり浮く。
変な目で見られてしまう。
守「俺も一応なぁ。株の本
買って読んだんやけどなぁ
どうや?勝ち目あるか?」
司「どうなんやろうねぇ。
結局まだやってもないから
何も言えないとこやけど。
守君は不動産どうなん?」
守「不動産は厳しいねん。
元手がかかりすぎてなぁ。
今すぐ始められへんねん」
司「そりゃ・・・そっかぁ
金額の桁が違うもんねぇ」
守「せやから司の株に少し
乗っかって資金を稼ごうと
思ってるねんけどなぁ~」
司「えっ?守君もするの?
守君の分まで運営するほど
責任なんてもてないよ?」
守「いや。俺は俺でやる。
ただ策略とか戦略とかが
不安なったりするからやぁ
相談とか多くしたいねん」
司「それは僕もそうかなぁ
1人でやるのはしんどいし
やっぱり誰か一緒にそんな
話ができる人がおった方が
続けやすいし。それって
よう考えたら守君が道場に
入った理由と一緒やんか」
守「そうやなぁ。それでも
俺は何年もずーっとタマと
2人でやってきたけどな」
司「守君は精神強いもんね
揺らいだりせーへんもん」
店員「お待たせしましたぁ
こちら日替わり2つです」
守「ありがとう~」
司「うわぁ。美味しそう」
守君は新聞を読むのをやめ
僕は雑誌を読むのをやめた
そして食べながら話した。
守「司は4月から今までで
どんぐらい金貯めたよ?」
司「20万ぐらいかなぁ。
理子と旅行とか行ったけど
そんぐらいは余ってるよ。
守君はどんぐらいなん?」
守「俺も20ぐらいやわ。
やっぱバイクと免許を親が
出してくれたんがでかい」
司「それはそう思うわぁ。
それだけで結構するしね」
守「まぁもし自分の金でと
なったら原付にしてるかな
そうじゃないと貯まらん」
僕達は恵まれていたと思う
親の繋がりに助けられてた
ガソリン代やそういうのは
自分のお金で出してたけど
バイトをしている僕達には
支払いはきつくなかった。
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