第725話 一撃必殺投

2022年10月26日

第29部-夏休み後半-

t f B! P L
司「そういえば先生が技を
仕掛けようとしてても全部
外されてませんでした?」

野田「それはいつもやねん
自分の力だけに頼ってたら
どうにかなるねんけど・・
魔人さんの中にある楊式と
陳式がめっちゃ邪魔でな。
身体操作もレベル高いし
力学もよう使ってるねん」

司「魂輝君みたいですね」

野田「そうそう。さってと
俺は先に帰らしてもらうわ
帰ってゆっくり寝たいし」

桁成「お疲れ様でした」

司「お疲れ様でしたぁ」

野田「後はみんな任せるわ
なんかあったら電話して」

先生は先に帰って行った。

ザッ・・ザッ・・ザッ・・

野田「ん?なんやの?」

清人「待っといたんや」

外で清人さんが待っていた

野田「怪我の心配ですか?
そんな人やないかな?」

清人「お前の怪我なんて
どーでも構わへんねんや」

野田「そうでっか。でも
今日は守達がおったからか
インカの部分が出てなくて
いつもよりも楽やったわ」

清人「守達の前ではなぁ。
怖さは出したくないねんや
そのせいで結局俺は不完全
燃焼なってしまってるねん
どうしてくれんねんや?」

野田「はぁ?なにそれ?
完全なあてつけやんか。
今ここでインカの部分を
出さんとってくれやぁ」

外でギャーギャー言ってた
そして・・・僕達は・・・

司「せやぁ~」

バァーン・・・

司「どう?十字背負い投。
結構上手くなってない?」

守「んー。当身を入れた方
がもっと綺麗に投げれる」

司「どう当身を入れる?」

守「肩を当ててから横に
振って体を動かせるねん」

魂輝「司も変な人ですね~
十字背負いなんて古流柔術
の裏手で難しいですのに」

司「いやぁ。僕も一撃必殺
の技がなにか欲しくて~」

守君や魂輝君には正拳突き
や後ろ廻し蹴りとか一撃で
仕留める打撃の技がある。

でも僕には・・・なかった

僕の場合は打撃はあくまで
崩しとして使用するので
経験者にはそう通用しない

今日の先生と清人さんとの
仕合いを見て技が通じない
こともあるのがわかった。

自分の中にある基礎や基本
は裏切らないのもわかった

僕はずっと学んでいる。
ずっと学ばせてもらえる事
にすごく感謝をしている。

そうして・・残りの夏休み
もあっというまに終わった

司「今日から学校かぁー」

毎朝の日課である早朝鍛錬
をして家に戻って学校へ。

夏休みも終わりこれから
2学期が始まる

第29部-夏休み後半- 完

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