清人「おーい。あんまり
動かすなよ~。一時的衝撃
で頭強く打ってるだけや」
守「頭打ってるだけ?」
清人「頚椎へのダメージを
避けてたからそうなってん
野田なりに後遺症は残らん
ように受けてたわ」
守「じゃあどうすれば?」
野田「つっ・・あっ・・」
司「あっ。気がついたよ」
先生が起きて気がついた。
僕は生きててホッとした。
野田「あれ?どうなった?
もしかして終わったん?」
先生はちょっとだけ記憶が
飛んでいた。
清人「あぁ。終わったで。
ジャーマンであっけなくな」
野田「マジで?よかったぁ
終わってて助かったわぁ」
先生は終わった事を知って
安心して嬉しがっていた。
清人「壊れへんかったから
また今度も遊べそうやわ」
野田「今度とかもうない。
ええ加減勘弁してくれや」
清人「さて。戻るかなと」
野田「あら~。無視?」
清人さんは本家の生徒達の
方へ戻って話をしていた。
そして本家の連中と先に
道場を後にして出て行った
僕達は先生と話をしていた
分家の人達が集まっていた
平沢「先生。お疲れでした
また師範に負けましたね」
野田「そうやなぁ。つーか
あんなん勝たれへんわ」
司「また?またって?」
桁成「先生と沢田師範が
仕合うのは今日が初めて
ちゃうねん。先生は師範
の気まぐれで強制的に
やらされてるねんなぁ」
司「知ってた?守君?」
守「そんなん知らへん。
たまにやってたとか
今初めて知ったしやぁ」
野田「ただのイジメや。
教えられるわけがない」
桁成「ははっ。そうですね
でも今日はいつもよりも
沢田師範手加減してくれた
ような気がしますけど?」
司「あれで・・手加減?」
そんなわけがないと思った
手加減するほど余裕がある
とは思えなかったから。
野田「そういえばそうやな
守とタマがおったから多少
手加減してくれたみたい」
魂輝「僕達がいたから?」
野田「子供の前であんまり
恐ろしいとこは見せたくは
ないんやって。あの人は」
守「俺達いなかったら?」
野田「器官潰しだけ違うな
経穴や急所もやられてた。
もう麻穴とか辛いしなぁ」
東洋医学は奥が深い。
この辺りは難しい話しだ。
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