第721話　一枚上手

清人さんは７発ほど殴って
から腕ひしぎをとりにいく

野田「この瞬間しかない」

その瞬間に先生が動いた。
体を起こし体を入れ替えて
覆いかぶさろうとした。

清人「おっ？どうくる？」

野田「ぐぬぬぬぬっ」

清人「ほれっ」

野田「いてっ」

清人さんが膝で蹴った。
そしてその瞬間引き込む

三角締めに入っていった
清人さんが詰めきってた

司「終わったなぁ・・」

守「いや。まだやろ？」

桁成が止めなかった。
まだ仕合いは続いてた。

野田「やっと・・・」

先生が清人さんの足首を
掴み逆方向に決めに入る

三角締めがゆるんだ。

野田「やっととれたわぁ
足首とるのにこんなにも
リスク背負わされるとか
あらへんわ。ほんま」

清人「悪いなぁ」

野田「えっ？うあっ」

清人さんが・・・
先生の耳を手の腹で殴る

先生は関節を解いてすぐ
距離をとっていた。

三角締めがゆるんだと
思っていたが実際は違う

清人さんがゆるめていた
この一瞬を作る為に・・

野田「今のは・・あかん
完全に無防備やったわ。
器官狙ってたんかいや」

三半器官をやられると
平衡感覚を失ってしまう

こうなってくると・・・
ただの喧嘩じゃなくなる

司「こんなに・・強いの？
守君達の・・父さんって」

守「いや・・・いつもは
ここまで強くはない」

魂輝「僕の打撃でも・・・
守の打撃も当たってます」

守「手加減・・されてたか
まさか・・底あるとはな」

魂輝「何もさせてませんし
捕まえさせてもないです」

守君も魂輝君もショックを
受けていたようだった。

清人さんは強いけどかなり
追いついてたと思っていた

でも実際は違っていた。
それを目の当たりにした。