,司「でもさぁ。先生は手を
抜いてるんかなぁ?ほら。
全然倒す気なさそうやん」
守「そうやなぁ。確かに
殺気は全然見えへんし」
魂輝「あの殺気じみた威圧
は全然ないですもんねー」
司「圧力で相手の全力を
封じてしまえばいいのに」
僕達は・・・そう思ってた
先生がなぜ殺気を出さずに
いたのかも知らずに・・・
清人「もうええやろ?
手抜くのは疲れるねんや」
野田「くそっ・・・バカ」
清人さんが自然体を崩し
連珠砲の構えをとった。
そして顔が真剣になった。
道場内がシーンとしてきた
変な緊張感が生まれていた
守「なんや・・・これ?」
魂輝「気当たり・・ですか
僕達と組手する時と・・・
全然違うですよ・・・」
司「なに?・・・怖いよ」
周りにいる者が動けない。
空気が凍りついたみたいだ
それは・・・威圧感だった
先生の殺気じみた威圧感と
は全く違う圧力だった。
野田「はぁ・・きっついわ
いつも俺に当てられてから
威圧出してきてたくせに。
守とタマがおるからって
こんなに圧力かけるなや」
清人「死ぬなよ。野田」
野田「ぐっ・・怖ぇ・・」
ダンッ・・・バッ・・・
ゴッ・・・ドボッ・・・
野田「ぐっ・・・」
清人さんは一歩踏み込み
左のジャブを直突きで打つ
打ち終わった後前蹴りで
先生のみぞおちを蹴った。
清人「避けられへんか?」
野田「・・・避けれるかぁ
あんな薄い動作で来られて
衝撃逃がすんで必死やっ」
先生もすぐ反撃にでる。
しかし・・・当たらない。
清人さんに捌かれていた。
清人さんは何発か捌いた後
一発的確に先生を殴ってた
お互い・・・素手同士だ。
見ていて怖くなってきた。
タイマンの喧嘩はわりと
すぐに終わるので見れるが
この仕合いは終わらない。
終わらない喧嘩というのは
危険なのが見ててわかる。
もう・・・ヤバかった・・
見ていて怖くなってきた。
野田「あかんシャレならん
関節とれへんのはきつい」
指関節も腕関節もとれずに
剛と柔を使い分けられて
先生には成す術がなかった
清人「遅いねん。お前は」
野田「つっ・・・」
その瞬間清人さんは掴み
払い腰で先生を投げていた
そして上にまたがって
マウントポジションを取り
ただ思いっきり殴ってた。
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