司「先生。清人さんに
なにしたの?」
野田「なんもしてへんよ。
あんな化物にいらんことを
するほど命捨ててないわ」
司「じゃあなんで?」
さっぱりわからなかった。
なんでやりあうのかが・・
守「先生。ちょっとええ?
なんでダディとやりあうか
わからへんねんけど・・」
野田「守か。本気で頼むわ
今からでもええからあの
シャレならんバカ親父に
仕合うのやめやって頼んで
きてくれやぁ~」
守「えっ・・・なんで?」
野田「壊れないからって
理由で選ぶな言うといて」
守君も驚いていた。
イマイチ意味がわからない
桁成「そろそろいいですか
それじゃあ始めましょう」
審判は桁成がすることに。
野田「はぁ・・・嫌やわ」
先生が中へ向かっていく。
清人「そんじゃあやるか」
清人さんも入っていった。
司「うわぁ。どうなるかな
どっちが強いんやろう?」
僕はドキドキしてきた。
軽い興奮状態になっていた
守「先生の勝ちやろうな」
魂輝「僕もそう思うです」
司「えっ?そうなるかな?
清人さんってめっちゃ強い
って言ってたやんか」
守「ダディは強いけどなぁ
先生の方がえぐいねんや」
魂輝「ダディは僕達を相手
にかなり苦戦してますよ。
でも先生は組手してると
すぐに僕達を倒しますよ」
守「そういうことやな。
昔はダディは強かったけど
今はそうでもないねんや」
司「そう・・なんかなぁ」
守君と魂輝君がそう言うの
ならそうかもしれない・・
だけど・・ひとつ気になる
先生が嫌がっていたのが
演技には見えなかったから
心理的に油断を与える為に
そう演じてるかもしれない
戦う前から心理戦が始まり
駆け引きを仕掛けているの
かもしれない・・・
先生は・・・戦術を使う。
今までその姿を見てきてた
のでそれはわかっていた。
でも・・その戦術を見せる
必要が清人さんにあるのか
そういう必要性はあるか?
いや。どう考えても無い。
お互い知らない相手との
仕合いではないんだから。
手の内は知ってるはずだ。
駆け引きなんて意味がない
そしてそれを見抜けない
ような清人さんではない。
だって・・・相手は師範だ
しかも・・・本家の・・・
先生はいつも意味があって
駆け引きをしているから。
今回みたいにそういう無駄
な事をする人じゃなかった
だから・・嫌がってたのは
本音だと推測ができた。
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