第709話 人違い

2022年10月10日

第29部-夏休み後半-

t f B! P L
??「えっと覚えてます?」

僕達の方を見て言ってた。
もてそうなかわいい女子だ

守「えっと・・・あれ?」

??「覚えてないんですか?
まだ最近の事ですけど」

司「思い出してあげれば?
めっちゃかわいそうやん」

守君が忘れているようだ。
適当に女遊びしているから
わかんなくなったんだろう

??「ちょっと前に助けて
もらったんですけど・・」

守「助けた?なにを?」

司「うーん。修羅場だね」

僕はただ傍観して見てた。

本当はもっと見ていたいが
他に2人の女子がいるので
あまりよい場面でないから
僕は先に移動を考えた。

司「じゃあ守君。僕達は
先に行っておくからね~」

守「いや。待ってくれよ。
俺は本当にわからへんわ」

??「待ってくださいよ」

司「えっ?」

女子は守君の横を通り過ぎ
奥にいた僕の方へ来た。

??「司君。覚えてない?」

司「えっ・・・?僕?」

守「なんや。司かいなぁ。
あ~びっくりしたわぁ」

司「いや。僕知らないし」

??「えっ・・・?」

守「あ~。かわいそう~。
相手は覚えているのになぁ
司さんは最低ですなぁ~」

司「ちょっと~マジで?」

まさか・・・僕とは・・・
守君に思ってたことが全て
僕に返ってきていた。

しかし・・・覚えていない
僕達の元へ憲吾達と憲吾の
同級生達も集まってきた。

憲吾「どーしたんや?」

守「いやー。どうもね~。
司さんが宮城に隠れて浮気
をしてたみたいでしてね」

憲吾「え~~。マジか?」

司「違う。全然違うって」

僕は全力で首を横に振って
思いっきり否定していた。

シャレにならんと思った。

守「でもおかしいなぁ。
司が何を助けたんやろ?
最近なにかあったっけ?」

司「僕が人助けって・・・
あれ・・・?ああっ」

??「思い出しました?」

司「・・・あの時の?」

守「あの時ってなんや?」

司「・・・言えないよ」

完全に・・・思い出した。
内容を言えるわけなかった

今年の夏休みに軽い気持ち
で不良達と遊んで拉致られ
痛い目に遭ってた子だった

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