第704話 騙された

2022年10月5日

第29部-夏休み後半-

t f B! P L
この日のバイトは6時で
終わる予定にしていた。

司「お疲れさまでしたぁ」

中谷「宮根君。帰るの?」

司「いえ。これから友達と
集まって一緒に遊ぶので」

中谷「そうなんや。なんか
人生楽しそうやね~」

司「しんどいことのほうが
多いんですけどね。では」

楽しいことよりもしんどい
ことの方が多かった。

しんどいことをこなしてる
と楽しい事もやってくる。

中谷さんとバイト終わりが
一緒だったけど僕は足早に
さっそうと去っていった。

司「ちょっと遅れそうやな
メールしとかんと・・・」

今日は団体行動になるので
遅れる場合一言連絡をして
おかないと迷惑をかける。

久しぶりに電車に乗って
三宮へと向かっていた。

時間は7時になっていた。

司「ごめん。みんなぁ~」

憲吾「遅いぞ~。司ぁ」

綱吉「後は守だけやなぁ」

司「守君はまだなん?」

憲吾「あっ。きたきたぁ。
おーい。守ぅ。こっちや」

守「おう。ごめんごめん。
少し遅れてしまったかな」

司「でもさ。4人なん?
もっとおると思ったのに」

守「ほんまやな。いつもは
もっと大人数やのに珍しい
今日はなんでなんや?」

憲吾「いやぁ。実はねぇ」

綱吉「2人には悪いけど
黙ってたことあんねんな」

司「僕達に悪いの?」

守「なんやねんな」

??「赤星~。待ったぁ?」

憲吾「おう。来たかぁ。
俺らも今来たとこやで」

司「えっ?誰なの?」

同級生ぐらいの女達が
4人でやってきた。

みんな薄着だった。
夏だからしょうがない。

司「ねぇ。あれ誰なん?」

綱吉「あー・・・俺らの
同級生の女子やねんけど」

守「どういうことやねん。
全然意味がわからへんわ」

綱吉「実はですね。守さん
守さんの写ってるプリクラ
を見て紹介してと言われて
こっちもただじゃいかなく
て紹介してもらう事なって
合コンって形なりました」

守「はぁ?合コンなんか」

司「僕は関係ないやんか。
だいたい僕彼女おるし」

綱吉「司は俺達のサポート
に徹底してほしいねんや。
大事な役目や。任せたぞ」

司「任されたくないって。
だいいち何すればいいの」

理子にばれたら殺される。
どんな理由であろうと弁解
の余地がないと思った。

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