第703話 守出現

2022年10月4日

第29部-夏休み後半-

t f B! P L
レジを教えてもらっている
間にもお客さんは来てた。

時間は5時になっていた。

中谷「いらっしゃいませ」

司「いらっしゃいませ~。
あっ・・・守君?」

守「あ?司が受付か?」

作業服を着て頭にタオルを
巻いた守君がやってきた。

建築現場の人みたいだった
でもそれがかっこよかった

お客さんをさばいていって
守君の順番になっていた。

司「すみません。中谷さん
この人知り合いなんでレジ
やらしてもらっていい?」

中谷「えっ?そうなん?」

守「さっさとしてくれや。
司のオススメ教えてくれ」

中谷さんに代わってもらう
僕が初めてレジを打つ。

司「僕のオススメはこれ。
てりやきサンドのセット」

僕は自信満々に言った。

守「ふーん。そうなんか。
じゃあ10ピースのこの
パックにしてくれや」

司「あれ?違うやんかぁ。
なんで僕に聞いたの?
めっちゃ恥ずかしいやん」

守「10ピースのパックって
言うと思っててんやんか」

司「言うわけないやんか。
セット頼むと思ってたし」

守「家族で食うねんやんか
マミィとダディが司のとこ
で買ってこいって言うから
帰りちょっと寄ってるねん

ほれ。さっさと作ってこい
あんま待ちたくないねん」

司「もう。わかったよぉ。
じゃあちょっと待ってて」

僕は厨房に戻っていった。
僕は守君が来てくれたのが
すごく嬉しかった。

司「そのオーダーやります
全部僕が作りますんで~」

僕はかなり燃えていた。
かかりっきりで作ってた。

司「はい。お待たせ~」

守「おう。ありがとうな」

司「そうそう。守君。
今日の夜は行くのかな?」

守「行く予定にしてるで」

司「よかった。そんじゃあ
僕は後から行くから」

守「おう。わかったぁ」

今日の夜は道場のみんなと
遊ぶ約束をしていたから。

守君が来るか来ないかで
楽しさが変わってくるから

中谷「今の子かっこいい~
宮根君は友達多いやんね」

司「そうでもないですよ。
さっ。バイト頑張ろう~」

守君が来てくれてバイトの
残り時間も気合が入った。

時間はあっというまに過ぎ
僕のバイト時間が終わった

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