第690話 ロケット花火の気合

2022年9月21日

第28部-夏休み中盤-

t f B! P L
シュー・・・パンッ・・・

司「お~。上手いやんか」

守「めっちゃええ感じや」

守君は上手く飛ばしていた

司「よーっし。僕もやろ」

守「導線が中に入ったら
投げるぐらいでいけるぞ」

司「わかった。行くよぉ」

ビュッ・・・パンッ・・・

司「あれ?飛ばへんやん」

綱吉「1本損してるぞぉ」

憲吾「投げるの早いねん。
もっと待ったらなあかん」

翔子「ちょっと~。憲吾ぉ
こっちロケット分けてよ」

女子がこっちへやってきた

憲吾「ちょっと待ってやぁ
翔子の方何本あんのぉ?」

翔子「ん~。後10本やわ」

憲吾「しゃあないなぁ~。
じゃあ20本持っていけや」

翔子「やった。ありがと」

翔子がこっちにやってきた

司「だああぁぁぁ~」

ビュッ・・・パンッ・・・

司「あれ~。あかんわぁ。
気合が足りないんかなぁ」

守「気合関係ないねんや。
そもそもそこが違うねん」

翔子「ダメやね~宮根君。
ロケットは間を計るねんよ
こうやって・・・後は体内
時計で秒数数えて・・・」

ビュッ・・・パンッ・・・

翔子「・・・あれっ?」

守「司と一緒やないか」

憲吾「失敗してるやんけ」

翔子「ちょっと失敗した。
沢田君おると緊張するし」

守「俺のせいなんか?」

翔子「そういう訳違うよ。
沢田君のせいじゃないよ」

憲吾「動揺してるやんけ」

司「あはは。面白いなぁ」

言い争っている時に先生が
見回りしながらやってきた

野田「なんやぁ?ロケット
もう少ないやないかぁ」

翔子「あ~。先生遅いよ~
もうロケット少ないって」

先生に事情を話した。

野田「しゃあないなぁ~。
俺がロケット教えたろう」

先生がロケットを持った。
そして火をつけた。

シュボッ・・・ジイイイッ

野田「とにかく待つねん。
そんでなぁ・・・うわっ」

シューーーー・・パンッ。

突然ロケットが飛んでった
不良のロケット花火だった

野田「あ~。びっくりした
1発目が不良とはなぁ~」

司「不良のとかあるの?」

野田「たまに入ってるねん
その時危ないねんけどな」

守「今さっきの事やんか。
その時って今やったやん」

野田「そうそう。せやから
ロケットは気をつけろよ」

司「気のつけようが無い」

元々このロケット花火を
投げる事を教えたのは先生
で指導者が教える花火とは
さすがに違っていた。

だけどこのロケット花火を
投げるのは楽しかった。

僕は理子にも教えていた。
理子もこれにはまってた。

これが中学生の夏の思い出
で楽しかった過去だった。

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