シュー・・・パンッ・・・
司「お~。上手いやんか」
守「めっちゃええ感じや」
守君は上手く飛ばしていた
司「よーっし。僕もやろ」
守「導線が中に入ったら
投げるぐらいでいけるぞ」
司「わかった。行くよぉ」
ビュッ・・・パンッ・・・
司「あれ?飛ばへんやん」
綱吉「1本損してるぞぉ」
憲吾「投げるの早いねん。
もっと待ったらなあかん」
翔子「ちょっと~。憲吾ぉ
こっちロケット分けてよ」
女子がこっちへやってきた
憲吾「ちょっと待ってやぁ
翔子の方何本あんのぉ?」
翔子「ん~。後10本やわ」
憲吾「しゃあないなぁ~。
じゃあ20本持っていけや」
翔子「やった。ありがと」
翔子がこっちにやってきた
司「だああぁぁぁ~」
ビュッ・・・パンッ・・・
司「あれ~。あかんわぁ。
気合が足りないんかなぁ」
守「気合関係ないねんや。
そもそもそこが違うねん」
翔子「ダメやね~宮根君。
ロケットは間を計るねんよ
こうやって・・・後は体内
時計で秒数数えて・・・」
ビュッ・・・パンッ・・・
翔子「・・・あれっ?」
守「司と一緒やないか」
憲吾「失敗してるやんけ」
翔子「ちょっと失敗した。
沢田君おると緊張するし」
守「俺のせいなんか?」
翔子「そういう訳違うよ。
沢田君のせいじゃないよ」
憲吾「動揺してるやんけ」
司「あはは。面白いなぁ」
言い争っている時に先生が
見回りしながらやってきた
野田「なんやぁ?ロケット
もう少ないやないかぁ」
翔子「あ~。先生遅いよ~
もうロケット少ないって」
先生に事情を話した。
野田「しゃあないなぁ~。
俺がロケット教えたろう」
先生がロケットを持った。
そして火をつけた。
シュボッ・・・ジイイイッ
野田「とにかく待つねん。
そんでなぁ・・・うわっ」
シューーーー・・パンッ。
突然ロケットが飛んでった
不良のロケット花火だった
野田「あ~。びっくりした
1発目が不良とはなぁ~」
司「不良のとかあるの?」
野田「たまに入ってるねん
その時危ないねんけどな」
守「今さっきの事やんか。
その時って今やったやん」
野田「そうそう。せやから
ロケットは気をつけろよ」
司「気のつけようが無い」
元々このロケット花火を
投げる事を教えたのは先生
で指導者が教える花火とは
さすがに違っていた。
だけどこのロケット花火を
投げるのは楽しかった。
僕は理子にも教えていた。
理子もこれにはまってた。
これが中学生の夏の思い出
で楽しかった過去だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿