第687話 お誘い

2022年9月18日

第28部-夏休み中盤-

t f B! P L
男「まだこの後あるやんけ
頼むわ。紹介してくれよ」

司「何があるんですか?」

男「自由時間やからなぁ。
俺ら花火用意してるねん。
一緒にやりたいやんか」

司「あ~。そうですかぁ」

ちょっと羨ましかった。
僕は持ってきてなかった。

男「一緒にやってええから
あの女子達も呼んでくれ」

司「うーん。やめときます
せっかくですが結構です」

男「なんでやねんやぁ?
花火絶対楽しいって」

司「ははっ。すいません」

花火は絶対楽しいと思う。
それは僕も賛成だった。

だけど彼らと一緒にする
花火が楽しいとは思えない

もうそれはバスでうるさく
していた事から判断した。

バスで周りの迷惑を考えず
うるさかったのがダメだ。

はっきり言って迷惑。
そんな人と一緒にいたいと
思う人がいるだろうか?

ヤンキーはまだ責任と覚悟
を持ってるので認められる

そのせいで注意されて喧嘩
になっても戦うだろうから

しかし今まで戦ってきても
ない人間の自分勝手な行動
を認められるわけがない。

すっごく甘いと思ったから
そんな人といたくなかった

司「そんじゃ失礼します」

トイレも終わって理子達の
ところへ戻っていってた。

男「なぁ。頼むわぁ~」

男「一緒に話ししようや。
俺ら絶対おもろいって~」

絶対おもしろかったら僕は
普通に判断して遊んでいる

そう思わないから断って
いるのに・・・気づかない

司「他にも女性グループが
いるじゃないですか」

男「あれはあかんやろ」

男「ブスはいらへんねん。
ブスと遊んでもつまらん」

司「この人達・・ダメだ」

もうガッカリだった。

守君なら言わないだろう。
もちろん僕も言わない事だ

桁成も言わないだろうし
憲吾も言わない事だった。

女の子にブスってこと。

それは聞こえない所でも
言わないようにしてる事。

男からすれば別に言っても
いいとも思ったりするが。

僕達は言わなかった・・・
それは女の子目線の感情。

女の子にあって男には無い
特別な感情がある・・・

それは言わない優しさだ。

女は男の自信を壊さない。
男がどれだけ無理を言って
ても否定しない事が多い。

言ってはいけない部分って
いうのをしっかり知ってる

それに比べて男は知らない

そういった部分も悪気なく
言ってしまったりする・・

それでは女の心は掴めない
得てもすぐに離れていく。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ