第686話 ししゃも

2022年9月17日

第28部-夏休み中盤-

t f B! P L
森山「美味しい。めっちゃ
ししゃも美味しいやんか」

石田「ほんまや。美味しい
こんな美味しかったっけ。
ほらほら。食べてみて~」

宮下「どれどれ?うわぁ。
めっちゃ美味しいやん」

司「あの・・・ちょっと」

実はバーベキューの時には
ししゃもの数は少ない。

みんなあまり美味しさを
知らないので食べない。

だから用意も少なかった。

司「ううっ・・・無いし」

ししゃもが無くなっていた
僕は一匹も食べてなかった

理子「司ぁ。美味しかった
ししゃもって美味しいね」

司「・・・そうでしょ?
めっちゃ美味しいよ・・」

宮下「あれ?そういえば
司君ししゃも食べたぁ?」

司「食べれませんでした。
すでに全匹無くなってた」

森山「え~!?ごめーん」

理子「食べてなかったの?
なんで言ってくれへんの」

司「言う前に消えてった。
一瞬で無くなってたよ」

宮下「司君が遅いねんよ」

森山「さっさと取らんと。
網の上は早い者勝ちやで」

司「全匹ほぼ同時に消えて
ったら取れませんよ~」

全員「あははははっ」

僕達の班は盛り上がってた
楽しい時間がより楽しい。

僕達は仲良くなっていた。

司「う~。冷えるなぁ~。
ちょっとトイレ行くわぁ」

理子「はーい。気をつけて
いってらっしゃーい」

僕はトイレへ向かってった
僕がトイレへ行くのと同時
に2人の男がついてきた。

男「おーい。ちょっと~」

司「はい?なんですか?」

男「一緒にトイレ行こうぜ
ちょっと話しもしたいし」

昼間の大学生の2人だった
僕に話しかけてきていた。

男「俺ら紹介してくれや。
俺らも一緒に遊びたいわ」

司「そんなん言われても。
そっちはそっちで楽しく
やってるんじゃないです?
バスで来る時からめっちゃ
ハイテンションでしたし」

男「せやけどあかんねんな
昼間ナンパしてたんやけど
全然ひっかからへんしなぁ
男だけじゃつまらんねん」

確かに・・・ダメそうだ。
この人達にナンパされても
楽しくなさそうだった。

でも・・・それは言えない
傷つけそうだったから・・

司「もう明日帰るんですよ
いまさら遅いですって」

僕はやんわり断った。
一緒に遊びたくないから。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ