第669話 取引

2022年8月31日

第27部-夏休み前半-

t f B! P L
??「ルシエドの連中か?」

司「えっ?僕が?まさか。
ルシエド違いますけどー」

??「いや・・・俺は・・・
昔ルシエドの集会で泉さん
の後ろ乗ってたんを見た」

司「記憶力いいんですね。
かなり前の話しですよ」

??「おい。マジか・・・」

??「ルシエドの奴かいや」

司「ルシエドじゃないです
そこは勘違いしてますよ」

僕が否定してもなぜだか
何も聞いてくれなかった。

看板を出していないのに
看板を出してるようだった

??「これルシエド絡みか?
それだけ教えてくれや」

司「ルシエド絡みません。
個人的な話しなだけです」

??「ほんまか・・・?」

司「はい。今すぐここで
その子返してもらえれば
このまま黙って去ります」

??「ほんまやな・・・?」

司「はい。本当です」

??「・・・わかった。
おい。帰してやれや」

司「すいません。本当に。
今回の件は何もなかった
って事にしておきますね」

??「あぁ・・・頼むわ」

僕は女の子に近づいた。
そして服装を正させた。

そして頭を下げて去った

司「あ~。怖かったぁ。
もうこんなん絶対しない」

女「あの・・・」

司「んっ?なんやろ?」

女「助けてくれて・・・
ありがとう」

司「助けたってほどじゃ
ないよ。でも今度からは
ヤンキーなめたらあかんよ
ヤンキーは怖いんやから」

理子に電話を入れて助けた
ので安心してとだけ伝えた

司「ちょっと移動しよか。
狭いけど後ろ乗って」

女「はい・・・」

彼女の体が震えていた・・
少し精神が不安定と感じた

今吉井さんに会わせるのは
良くないと判断した・・・

とりあえず公園へ移動した
ひとまずベンチへ座った。
司「ちょっと待ってて」

僕は缶のココアを買って
震えていた彼女に渡した。

司「ここ置いとくから」

女「ありがとう・・・」

僕も隣に座って飲みながら
少し黙って座っていた。

彼女は声を殺して泣いてた
僕はどうしようもなかった

レイプの辛さって男には
なにもわからない・・・

気持ちわかるよと言っても
本当にわかるわけがない。

黙るしか・・・なかった。

このブログを検索

ページビューの合計

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ