第667話 他の友達

2022年8月29日

第27部-夏休み前半-

t f B! P L
理子「不良の連中って・・
もしかして向井さんが
連れられた連中の事?」

吉井「うん・・・そう・・
向井さんの件もあったし
あたし昨日会って遊ぼう
って言われたから・・・」

司「他の友達も誘って一緒
に遊んでたって事かな?」

吉井「うん・・・そう」

司「遊ぶだけやったら何も
問題ないと思うねんけど」

女「最初は問題なくて・・
楽しく遊んでたんですけど
だんだん変わってきてて
カラオケ行ったら・・・
ちょっと触りだしてきて嫌
やなぁって思って・・・」

司「逃げてきたって事?」

女「そうなんですけど・・
友達が捕まっちゃってて」

司「逃げ遅れたって事?」

理子「それはヤバイって」

吉井「どうしたらいいんか
全然わからんくて・・・」

理子「警察いってきーよ」

司「理子の言う通りやわ。
それが一番いいと思うよ」

吉井「そんなんできへんよ
警察なんか行ったら・・・
ウチ何されるかわからん」

理子「そんなん・・・」

司「理子。もういいやんか
僕達には関係ない事やわ」

理子「でも・・・」

司「吉井さんが甘すぎるわ
警戒心もなく軽い考えで
ついていったのが悪い」

理子「そりゃそうやけど」

司「向井さんって人が
シバかれて嬉しがってて
今度は一緒についていって
そんなつもりじゃなかった
って言ってるのが甘すぎる

ちょっと不良なめてない?
夏の不良は甘くないねん」

吉井「うっ・・・ひっく」

理子「ちょっと。大丈夫?
泣いててもあかんって」

他の女子達も泣き出した。
思った以上に深刻だって事
がやっと把握できたらしい

司「理子。帰ろうよ~」

理子「でもほっとかれん」

司「はぁ・・・面倒やなぁ
今その不良達どこおんの?
居場所はどっかわかる?」

吉井「・・・えっ?」

司「どこにおんの?って。
話つけに行ってくるから」

吉井「話しできる相手じゃ
ないって・・・怖いもん」

司「吉井さん頭悪いなぁ。
怖いのはわかってるねん。
もういっかいだけ言うで。
そいつらどこにおんの?」

女「さっきまではカラオケ
にいたんですけど今は多分
移動してると思います」

司「溜まり場あるんかなぁ
どこらへんにおるんやろ」

吉井「多分・・・裏通り。
裏通り行こうって何回も
言ってたから・・・」

司「そっか。わかった。
理子早めに帰っておきや」

理子「ちょっと。司ぁ」

気が進まないが・・・
理子の為に動くことにした

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