理子「えっ?向井さんは
どうなったんよ?」
吉井「知らへんけど・・・
明日出勤なってるから
その時わかると思うで」
理子「向井さんも向井さん
やけどそれはあかんって」
吉井「いいんじゃない?
あたし前から嫌やったし」
理子「司はどう思う?」
司「うーん。難しいなぁ。
向井さんって人がしつこく
誘わなかったらそんな事に
なってなかったわけやん?
もしそこでヤンキー達が
来なかったら吉井さんの方
がどうなってるかわからん
一概に悪いって言えない」
かなり判断が難しかった。
引き際を間違えた向井さん
が悪いとも思ったけど。
ヤンキーが入ってくるよう
な話しでもなかったから。
理子「うーん。でもなぁ。
なんか可哀想なってきた」
司「それは僕も思うけど」
吉井「もうええやんか~。
でもやっぱ不良かっこいい
やっぱ彼氏は不良がええ」
理子「そうなんかなぁ?」
司「理子。そろそろ帰ろう
帰らないと怒られるから」
理子「そやね。もう10時か
帰らな怒られてしまうわ」
司「もう遅いからバイクで
家まで送っていくよ」
理子「いいの?1年間は
2人乗りあかんやない?」
司「バレなきゃええねん。
もう遅いから大丈夫やわ」
理子「じゃあお願いね」
吉井「へぇ。宮根君って
バイクに乗ってるん?」
司「古いバイクやけどね。
一応100cc乗ってるで」
吉井「かっこええやんか」
司「そうでもないよ。ほら
理子急いで帰るよ~」
理子「はーい。じゃあね~
吉井さんまた明日ぁ~」
僕と理子は先に出て行った
吉井「バイク乗るんやぁ。
マジメそうやのになぁ~
あたしも帰ろっと~」
吉井さんも出て行った。
キュルルッ・・ドウン・・
エンジンをかけて用意する
司「はいっ。理子」
理子「ありがとう」
理子にメットを渡して2人
乗りをしてゆっくり帰る。
理子「風が気持ちいいね」
司「もう夏やからね~」
100ccなので2人乗り自体
が違反なわけではなかった
なので無事に帰れた。
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