第662話 引き際

2022年8月24日

第27部-夏休み前半-

t f B! P L
理子「えっ?向井さんは
どうなったんよ?」

吉井「知らへんけど・・・
明日出勤なってるから
その時わかると思うで」

理子「向井さんも向井さん
やけどそれはあかんって」

吉井「いいんじゃない?
あたし前から嫌やったし」

理子「司はどう思う?」

司「うーん。難しいなぁ。
向井さんって人がしつこく
誘わなかったらそんな事に
なってなかったわけやん?

もしそこでヤンキー達が
来なかったら吉井さんの方
がどうなってるかわからん

一概に悪いって言えない」

かなり判断が難しかった。

引き際を間違えた向井さん
が悪いとも思ったけど。

ヤンキーが入ってくるよう
な話しでもなかったから。

理子「うーん。でもなぁ。
なんか可哀想なってきた」

司「それは僕も思うけど」

吉井「もうええやんか~。
でもやっぱ不良かっこいい
やっぱ彼氏は不良がええ」

理子「そうなんかなぁ?」

司「理子。そろそろ帰ろう
帰らないと怒られるから」

理子「そやね。もう10時か
帰らな怒られてしまうわ」

司「もう遅いからバイクで
家まで送っていくよ」

理子「いいの?1年間は
2人乗りあかんやない?」

司「バレなきゃええねん。
もう遅いから大丈夫やわ」

理子「じゃあお願いね」

吉井「へぇ。宮根君って
バイクに乗ってるん?」

司「古いバイクやけどね。
一応100cc乗ってるで」

吉井「かっこええやんか」

司「そうでもないよ。ほら
理子急いで帰るよ~」

理子「はーい。じゃあね~
吉井さんまた明日ぁ~」

僕と理子は先に出て行った

吉井「バイク乗るんやぁ。
マジメそうやのになぁ~
あたしも帰ろっと~」

吉井さんも出て行った。

キュルルッ・・ドウン・・

エンジンをかけて用意する

司「はいっ。理子」

理子「ありがとう」

理子にメットを渡して2人
乗りをしてゆっくり帰る。

理子「風が気持ちいいね」

司「もう夏やからね~」

100ccなので2人乗り自体
が違反なわけではなかった

なので無事に帰れた。

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