吉井「ふーん。宮城さんは
だいぶ彼氏好きなんやぁ」
理子の僕に対する態度を
吉井さんはずっと見ていた
理子「旅行って悩むねぇ。
うーん。行きたいところが
いっぱいあるねんけど~」
司「また来年も行こうよ。
今年は今年で決めとこう」
理子「そやねぇ~。あ~。
なんかめっちゃ楽しい~」
司「理子が・・・壊れた」
理子が有頂天になっていた
想像だけで楽しんでいた。
僕はドン引きしていた。
少し落ち着いたので入口を
たまたま見ていた。
司「あれ・・・?守君?」
守君と魂輝君が入って来た
守君は作業服だった。
魂輝「う~。疲れましたぁ
守は何を頼みますか?」
守「俺はなんでもええわ。
タマの食べたいの選べや」
魂輝「じゃあビッグマック
セットがいいです~」
守「それ2つ頼んどって。
俺は席をとっとくからぁ」
魂輝「はーい。です」
守君達はうるさかった。
みんな守君達を見ていた。
守君が僕達に気づいた。
守「あん?なんでやねん」
司「お疲れさま。今まで
バイトやってたん?」
守「あ~。忙しくてな。
現場がけっこうあるねん」
司「時給やないもんね」
守「違う違う。時給やない
日当や。日当9000や」
守君は清掃業のバイトだ。
ビルの清掃やマンションの
清掃を一日使ってやってる
かなり大変そうに見えた。
魂輝「守~。できましたぁ
司と理子久しぶりです~」
司「久しぶり。魂輝君」
理子「久しぶりやね~」
守君は僕達の隣に座った。
魂輝「何してるですか?」
司「旅行の計画しててん」
守「日帰り?泊まり?」
司「泊まりで行く予定」
守「ふーん。ええやんか。
旅先では気をつけろよな」
司「ツアーで行く予定やし
3年前みたいな無計画な
予定では行かへんよ」
守「無計画とは失礼な」
司「時差計算してへんやん
野宿なるかと思ったしさ」
守「野宿してへんやんけ。
ヒューズのところが貸して
くれたやないけ」
守「あんなん計画じゃない
行き当たりばったりやん」
あれはあれでいい思い出だ
があんなの理子に必要ない
普通の旅行でよかった。
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