第653話 迎え

2022年8月15日

第27部-夏休み前半-

t f B! P L
終業式の日なのかその日は
やたらとお客が来ていた。

チーフ「お客さん多いよ~
オーダー急いであげて~」

司「はーい。3番と4番の
オーダーあがってまーす」

チーフ「チキン5ピース
入ったぁ。お願いします」

司「はーい。了解でーす」

僕はテキパキと動いていた

忙しいからこうやって動か
ないと間に合わなかった。

そのまま6時間が過ぎた。
時間はもう9時になってた

司「それじゃあお先です」

チーフ「はーい。お疲れ~
宮根君。今日ありがとう。
負担多かったと思うけど
めっちゃ助かったわぁ~」

司「いえいえ。それじゃあ
また明日お願いしまーす」

チーフから色々と頼りに
されて結構疲れていた。

司「ふぅ。疲れたなぁ~。
理子はもう終わったかな」

理子も9時までのバイトで
一緒に帰る約束していた。

僕はマクドの方へ向かった

終業式が終わったからか
駅前では同じ年ぐらいや
中学生ぐらいのヤンキーが
いっぱい集まりだしていた

司「あ~。怖い怖い。
関わらない方がいいね~」

夏休みになるとそういう輩
が増えるのは多くなってた

夏休みは不良達が輝ける。
そういう季節だから。

僕は目線を伏せて歩いた。
不良の前では生意気な態度
をとらなければもめない。

僕はヤンキーではないので
いちいちもめたくなかった

何事もなく通り過ぎて
マクドへ近づいたらそこに
理子と他の女性がいた。

理子「あっ。司ぁ~」

司「ごめん。理子。
遅くなっちゃった」

??「あれが彼氏なん?」

理子「うん。そうやで」

司「あっ。はじめまして
えっと・・・どちら?」

理子「同じマクドのクルー
で吉井さん。同い年やで」

司「あっ。そうなんですか
宮根です。はじめまして」

吉井「はじめまして~。
吉井です~。宮城さんから
よく聞いていますよ~」

司「あれ?そうなんです?
僕はあまりいいところが
ないんですけど・・・」

吉井「そうみたいですね。
よくほったらかしにされて
どうしたらいいか悩んでる
ってよく聞いてますから」

司「・・・すみません」

理子「ちょっと。やめて」

僕にはかっこいいところが
無いという話だと思ったが
僕が理子に対する態度の事
を言われていて何も言えず
黙り込むしかなかった。

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