第642話 英語の必要性

2022年8月4日

第26部-会社訪問-

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父「俺はグループ会社の
場合はただの社長代理や。

貿易以外の事はわからんし
たいした事もしてへんねん
名前だけの社長やねんな」

野田「ずずずッ・・・
あつっ。めっちゃ熱いわ」

先生はお茶を飲んでいた。
場の雰囲気を壊していた。

父「元々なぁ・・グループ
会社の方は社長の座に座る
人がおったんやんか・・」

僕と守君はピンときた。
それだけでもうわかった。

僕達は知っていたから・・
父さん達の・・・過去・・

ただ僕達は聞きたくない。
今ここには理子達がいる。

それは避けたかった・・・

その時だった・・・

野田「死神さんさぁ。
そんな話って誰も望んで
聞きたくないねんって~」

父「あん?なんやねんな」

野田「感傷的になって
しまうんはわかるけどさぁ
そんなん言わなくていいの

死神さんが社長ってのは
俺達が選んでるからええの

誰でもいいっちゃいいけど
死神さんが下す判断以上を
他の人達はできへんねん」

父「なんやねん。それ」

野田「社長やねんから社長
らしくドンとしとけばいい

昔とは違うねんからやぁ。
今はあんたがトップやし」

先生が父さんを止めていた
さっきの雰囲気を壊した
のもわざとと気づいた。

父さんもそれに気づいた。

父「そうか・・・そやな」

野田「夜間大学行きながら
昼間グループの経理やって
みんなが大学を卒業して
帰ってくるまで支えてた
死神さん以外の言う事は
誰も聞きたくないねんて」

松原「え~。すごい・・」

守「言ってるやん・・・」

野田「あっ・・つい・・」

先生が余計に話していた。

野田「ほら。あれやって。
ビジネスの事質問しろな」

父「貿易しかできへんわ」

野田「ええやん。貿易って
英語が必要やないですか」

父「そんなん当然やんけ」

野田「英語の必要性っての
がここでわかりますやんか
よかったなぁ。守~」

守「俺は・・・貿易の為に
覚えてるわけじゃないし」

野田「貿易もしたらええ。
せっかく英語話せるから」

守「したらええでできる程
貿易って簡単違うでしょ」

司「税関とかあるやんね」

野田「へぇ。そうなん?」

守「知らないんですか?
貿易の事話してたのに?」

野田「俺は建築と不動産
ぐらいしかわからへんで」

勝手な人だった・・・
知らないのに貿易の事を
なんか色々話してたから。

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