父「俺はグループ会社の
場合はただの社長代理や。
貿易以外の事はわからんし
たいした事もしてへんねん
名前だけの社長やねんな」
野田「ずずずッ・・・
あつっ。めっちゃ熱いわ」
先生はお茶を飲んでいた。
場の雰囲気を壊していた。
父「元々なぁ・・グループ
会社の方は社長の座に座る
人がおったんやんか・・」
僕と守君はピンときた。
それだけでもうわかった。
僕達は知っていたから・・
父さん達の・・・過去・・
ただ僕達は聞きたくない。
今ここには理子達がいる。
それは避けたかった・・・
その時だった・・・
野田「死神さんさぁ。
そんな話って誰も望んで
聞きたくないねんって~」
父「あん?なんやねんな」
野田「感傷的になって
しまうんはわかるけどさぁ
そんなん言わなくていいの
死神さんが社長ってのは
俺達が選んでるからええの
誰でもいいっちゃいいけど
死神さんが下す判断以上を
他の人達はできへんねん」
父「なんやねん。それ」
野田「社長やねんから社長
らしくドンとしとけばいい
昔とは違うねんからやぁ。
今はあんたがトップやし」
先生が父さんを止めていた
さっきの雰囲気を壊した
のもわざとと気づいた。
父さんもそれに気づいた。
父「そうか・・・そやな」
野田「夜間大学行きながら
昼間グループの経理やって
みんなが大学を卒業して
帰ってくるまで支えてた
死神さん以外の言う事は
誰も聞きたくないねんて」
松原「え~。すごい・・」
守「言ってるやん・・・」
野田「あっ・・つい・・」
先生が余計に話していた。
野田「ほら。あれやって。
ビジネスの事質問しろな」
父「貿易しかできへんわ」
野田「ええやん。貿易って
英語が必要やないですか」
父「そんなん当然やんけ」
野田「英語の必要性っての
がここでわかりますやんか
よかったなぁ。守~」
守「俺は・・・貿易の為に
覚えてるわけじゃないし」
野田「貿易もしたらええ。
せっかく英語話せるから」
守「したらええでできる程
貿易って簡単違うでしょ」
司「税関とかあるやんね」
野田「へぇ。そうなん?」
守「知らないんですか?
貿易の事話してたのに?」
野田「俺は建築と不動産
ぐらいしかわからへんで」
勝手な人だった・・・
知らないのに貿易の事を
なんか色々話してたから。
0 件のコメント:
コメントを投稿