父「まぁええわ。司達は
ご飯はもう食べたんか?」
司「うん。さっきマクドで
みんなで食べてきたよ」
父「そっか。どうしよう。
なんもないねんけどやぁ」
父さんが先生を見ていた。
野田「企業訪問で来てる
から親としてではなくて
社長として色々と質問に
答えてあげたらええやん。
息子やと思って相手せずに
貿易部社長兼グループ会社
社長兼CEOで話せば?」
父「そんなん引くやろ?」
野田「うん。めっちゃ引く
あまり威張るなって感じ」
父「てめぇ。野田ぁ」
野田「怒らないで下さいよ
ちょっと司。助けてくれ」
司「そんなん無理やし」
父「ふー。あかんあかん。
野田と話すといらつくわ。
まぁでもいいわ。企業訪問
として質問聞いたるかな。
野田。お茶持ってきてや」
野田「はーい。ここって
給湯室どこでしたっけ?」
父「廊下でたところや。
ポットあるからそれでな」
野田「へいへい。了解」
先生が部屋から出て行った
父さんが椅子に座った。
父「さっ。聞いてやるわ。
何を聞きたいんかなぁ?」
父さんから圧力を感じた。
いつもの家でいる雰囲気と
大きく違っていた。
父「なんや?ないんか?」
守「いえ。いいですか?」
父「守か。おうええよ」
守「なんでこんなに多くの
事業をやってるんですか?
貿易の社長だけをやってた
ほうがよくないですか?」
父「守の言うとおりやな。
だから貿易しかしてへん」
守「えっ?どういう事?」
全員意味がわからなかった
グループ会社の社長なのに
父「俺は貿易しかしてへん
グループ会社の社長っての
は合意制でなってるだけや
別に俺やなくてもええねん
役員だったら誰でもいい。
建築部の役員でもええし
飲食部の役員でもええねん
今はたまたま俺がやってる
それだけのことやねんや」
守「誰でもいいんですか?
結構人数も多そうですけど
誰でもいいでやるのは
さすがにダメですよね?」
父「役員ならええねんや。
ただ誰もやらへんねんな」
司「なんでなんやろう?
社長って憧れるもんやん」
父「面倒くさいねんてよ。
昔からそんな奴らやった」
司「ええっ!?そうなの?」
コンコンコン・・ガチャッ
野田「ほい。お待ち~」
先生がお茶を入れてきた。
先生も一緒に話に入る。
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