河野「今は部署が違うので
直接研修指導を受ける事は
ありませんが野田さんは
今でも私の上司ですよ」
司「そうなんですか?」
守「どうなってるんです?
建築部とか色々あってよく
わかんないんですが・・」
河野「簡単に言えばうちは
3つの主要事業があります
建築部・飲食部・貿易部。
この3つの事業と他の事業
を管理してるのが本社です
この中の建築部に野田さん
は所属していて小宮部長が
トップでその次が野田さん
建築部のナンバー2です。」
司「先生・・・すごい」
守「建築やったんかいや」
僕達は驚いてしまった。
守「じゃあ河野さんは?
どこの所属なんですか?」
河野「私は今は本社です。
今いるここなんですよ」
司「えっ?ってことは・・
先生より立場上ですか?」
守「今何歳なんですか?」
河野さんは若いはずだ。
まだ20代半ばに見える
河野「私は今26歳です。
高校生から見るとおばさん
に見えるんでしょうけど」
司「いえいえ。全然です」
守「美人だと思いますよ」
そういうつもりで聞いた訳
じゃないが女性に年齢を
聞くと変な空気になる。
司「先生がたしか34か33で
それぐらいやったやんね」
守「そうそう。ってことは
河野さん年下やのに先生を
抜いたってことですか?」
河野「まさか。違いますよ
野田さんと私は立場が全然
違いますしだいぶ下です」
司「どういう事ですか?」
河野「会社というのは役職
というのがあります。
係長とか課長とかそういう
のが役職の事なんですね」
司「はい。わかります」
河野「野田さんは建築部で
は次長ですがグループ会社
の取締役員でもあります。
簡単に言えば仕事は役職で
経営側にも携わってます」
守「うーん・・・すげぇ」
司「なんか話が難しいし」
河野「まだ高校生ですしね
わからなくて当たり前です
私も4年前まではなんにも
わからなかったですから」
コンコンコン・・・
突然ドアのノックがした。
河野「はい。どーぞ~」
野田「悪い。邪魔するよ」
先生が中へ入って来た。
河野「いえいえ。もう役員
会議は終わったんです?」
野田「うん。もう終わった
峰さんが河野さん呼んでる
からちょっと行ったって」
河野「専務がですか?はい
ちょっと行ってきますね」
河野さんが出て行った。
先生を見て少し安心した
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