守「それじゃあ卸値と
販売値はどうなるんです?
エンドユーザーが違うから
値段もやっぱ違いますよね
卸値の方が安いですか?」
河野「一概には言えません
簡単に言えば売れる物は
卸の方が安く売れない物
は一般販売の方が安いと
いう形態をとっています」
守「そうか・・・すげえ」
司「えっ?なんで・・・?
卸の方が安くないんです」
河野さんは黙ったままだ。
僕はここで脱落していた。
守「需要と供給のバランス
も一緒に見極めているって
ことでいいんですか?」
河野「そうです。基本的に
高いって言っても7掛けで
販売しているので他店より
も安いはずなんですね」
守「値下げはしないです?
他店が勝負にでて値下げ
してきてたらどうします」
河野「値下げはしません。
値下げすればそれだけ売れ
るかもしれませんがその店
は客に利用されてるだけ。
商品を買った後に残るもの
はなにひとつありません。
当社は接客に対して強い
プライドを持っています。
安いながらも商品を買って
帰ってもらった後に記憶に
残る接客も残しています」
守「記憶に残る接客・・」
守君もここで脱落をした。
河野「それでは他の部署も
紹介していきます。あちら
が人事部です」
人事部や経理・・・他にも
色々な部署を見せてもらう
僕達は圧倒されていた。
誰も言葉を発せれなかった
その時だった・・・
話しながら歩いている人が
2人来ていた。
??「改修工事の工期やけど
何日ぐらいかかりそう?」
野田「4日で終わると思う
下塗り2回やってケレンを
かける時間が欲しいかな」
??「4日ぐらいかぁ・・・
現場他に抱えてないの?」
野田「他にもありますけど
俺はそんな抱えてないです
道場の指導もありますしね
小宮さんに聞いて下さいよ
峰さん仲良かったでしょ」
峰「小宮は忙しそうや」
野田「俺も忙しいですよ」
峰「お前は忙しくてもなぁ
忙しいとか思いたくない」
野田「めっちゃひどい」
先生が誰かと一緒に笑って
楽しそうに話していた。
僕達には気づいてなかった
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