柴田「先に親の会社に
電話してアポとってみろ。
んであかんって言われら
俺のとこに来たらいいわ」
司「父さんのところかぁ」
柴田「守もおるんやったら
グループ会社で見てこいや
グループ会社を見た後に
貿易の方回ったらええねん
野田に電話したらええぞ。
あいつに案内してもらえ」
守「先生に電話ですか?」
司「なんで先生が?」
柴田「あいつは建築部門の
グループにおるねんから。
あいつ一応次長やったはず
あんま仕事してへんけど」
守「そうなんですかぁ?」
柴田「詳しくはわからんわ
野田に興味はないからな。
会って聞いたらええねん」
司「聞けないですよ」
先生は先生で礼節がある。
それに教えてもらうことも
多かったりするから・・・
父さんや柴田さん達はバカ
にしてるが僕はできない。
守「じゃあ司のダディの方
に先に連絡を入れますわ」
柴田「おう。そうしろや」
守「先生に電話したほうが
いいんですかね?それとも
司のダディの方がいい?」
柴田「野田にしておけ。
あいつは上手くしてくれる
司の親に言っても丁重に
断られると思うから」
守「わっかりましたぁ~」
守君は電話をかけだした。
そして外へ出て行った。
先生に電話をかけていた。
野田「はい。もしもし~」
守「お疲れさまです。
沢田です。今いいです?」
野田「いいよ。どうした?
なんか質問あるんかな?」
守「今度企業訪問ってのが
あって今柴田さんの所に
アポ取りに来てたんですが
柴田さんに司の親の所に
行けって言われたんです」
野田「死神さんのところ?
貿易の方かなぁ?貿易は俺
はよくわからんねんけど」
守「なんかグループ会社が
どうかとかで先生に言えば
案内してくれるって聞いた
よくわかんないですけど」
野田「あー・・・そうか。
そういうことなんかなぁ。
ちょっと電話鹿角さんに
代わってもらっていい?」
守「はい。わかりました」
守君が中へ戻ってきた。
そして鹿角さんに渡した。
鹿角「もしもし。なんや?
あー。そうそう・・・
うん・・・そういう事や」
先生と何か話をしていた。
何か確認しあっていた。
鹿角「・・・そんじゃあな
後はお前が上手い事やれ。
じゃあな。はいお疲れ~」
鹿角さんは電話を切った。