第626話 成功者

2017年4月16日

第26部-会社訪問-

t f B! P L
柴田「ふーん。そうかぁ。
企業訪問をなぁ・・・」

司「そうなんですよ~」

柴田「まぁちょっと待て
そっちの彼女2人は何?
まさか・・・彼女か?」

守「こっちが司の彼女で
あっちがただの同級生」

柴田「あ~。君がそうか
えっと理子ちゃん?」

理子「あっ・・・はい」

理子は驚いていた。
初めて会ったのに名前を
知られていたから。

柴田「初めまして。
柴田です。司から彼女が
おる事聞いてたから」

理子「そうなんですかぁ
はじめまして。宮城です
めっちゃ驚きましたぁ」

柴田「かわいい彼女やん
大事にせえよ~。司ぁ」

司「してますよ~。でも
伝わらない時あるけど」

みんなで楽しく話してた
そして話は本題へ戻る。

柴田「さっきの話やけど
うちは株式会社やから
別に企業訪問で来て
もらってもええけどな。
聞きたい事がひとつある」

守「それはなんですか?」

柴田「なんで俺のところを
訪問したいと思ってる?」

守「成功者やからですよ」

柴田「成功者でもないわ。
そんな買いかぶるなや」

柴田さんは否定していた。
みんなこういう話になると
必ず否定していた。

柴田「バイク屋っつったら
汚い仕事やしな。企業訪問
つったら綺麗な仕事をして
るとこの方がええやろ?」

守「綺麗な仕事って?」

柴田「アパレル業界とか。
美容室とかそうかな?」

守「見た目だけですやん」

司「僕もそう思います」

柴田さんは大学を卒業して
すぐにバイク屋を開いた。

最初はたった一人でやって
周りで応援してくれる人も
少なくずっとやっていた。

それでもコツコツとやって
人を雇えるほどになりお店
も大きくなって拡大してる

そんな柴田さんとバイトの
アパレル店員が同じとは
絶対に思えなかった。

柴田「俺が特別すごいって
わけではないねんけどな」

司「いや。すごいですよ。
柴田さんはすごいですね」

守「安部さんもすごいけど
安部さんちょっと特殊や」

安部さんは公認会計士だ。
ちょっと特殊な職業だった

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