理子「ねぇ・・・司ぁ」
司「うん?なに?」
理子「司って将来って
どう考えてるんかなぁ?
少しでも考えてる?」
司「うーん。どうやろ?
あんまり考えてないかな
とりあえず大学までは
行って卒業しようとは
思っているんやけどね」
理子「そういう事じゃ
なくて・・・さぁ・・」
司「へっ?どういう事」
そういう事と思った。
でもなんか違っていた。
理子「もう・・いいわ」
司「あかんよ。ずっと
モヤモヤ残ってしまう」
僕は理子に振られるよう
な気がしてきていた。
理子「もういいねんって
聞くの恥ずかしいし」
司「何も恥ずかしくない
なんなん?言ってよぉ」
理子「えっと・・その」
理子が照れていた。
僕は真剣に聞いていた。
理子「その・・結婚とか
って考えてるんかなぁ?
って思ったんやけど」
司「・・・へっ?」
理子「ほらぁ。やっぱり
なんか恥ずかしいやん」
司「いや。ゴメンゴメン
そうかぁ。結婚かぁ」
理子「何歳ぐらいで結婚
したいんかなぁって」
司「うーん。考えた事は
ないけど・・・父さん達は
19で結婚してるしなぁ」
理子「司も若くて結婚を
したいって思ってる?」
司「うーん。どうやろ」
結婚の将来までは何も
考えてはいなかった。
今やる事が多かったから
司「理子は結婚って
考えたりしてんの?」
理子「うーん。できれば
早めに結婚したいって
思ってるかなぁ」
司「それはなんで?」
理子「司の母さんとか
若くて綺麗やんかぁ~
あーいうお母さんに
なりたいって思うもん」
司「そうなんかなぁ?
じゃあ結婚しようか?」
理子「えっ?ほんと?」
司「僕でよかったら・・
今はまだ無理やけどさ」
理子「めっちゃ嬉しい」
司「まだ先の話やで。
働き出してからやけど」
理子「うん。それでいい
その時はさぁ。ちゃんと
プロポーズしてなぁ~」
司「うん。わかったぁ」
僕達はフラワーパークで
ひっそりこう話していた
かなり恥ずかしいけれど
理子は嬉しがってくれた