みんなを起こして布団を
上げて部屋の掃除をした。
そして食堂へ向かった。
みんなかなり眠そうだった
守「しゃあないなぁ。
司。食事準備手伝えや」
司「はーい。わかったぁ」
食事係りが眠そうなので
僕と守君で用意をした。
理子「おはよう~。
あたしもなんか手伝うよ」
司「おはよう。理子。
理子も座ってればいいよ」
理子「そういう訳にもな~
いかへんのよね~」
理子も手伝ってくれてた。
松原「あたしも手伝うよ」
松原さんも手伝ってくれて
班だけじゃなくてクラス
全員分の用意をしておいた
本来やらなくてもいい事だ
だけどやっておいた。
この姿は道場の合宿の時に
桁成達が見せてくれたから
その姿を真似ただけだった
全員分が用意できたので
僕達も自分の席に着いた。
先生の挨拶とともに一斉に
朝食を食べていく。
松原「はい。沢田」
守「あぁ。ありがとう」
司「理子。醤油とって~」
理子「んっ・・・はい」
司「ありがとう~」
何か視線を感じていた。
周りを見ると他の班の人達
が僕達の方を見ていた。
司「あれ?どうしたの?」
八木「なんでやぁ・・・
食事係りでもないのに
食事係りの仕事したん?」
司「みんな眠そうやったし
僕と守君が元気やったから
やっただけやねんけど」
八木「それでもやぁ・・・
なんも得せーへんやんか」
司「うん。得はないかな」
八木「なんでなん?
なんでそんな事できるん?
それがめっちゃ不思議や」
司「うーん。なんでやろ。
僕の先輩達がそういう姿を
見せてくれてたからかな」
守「どうでもええやんけ。
司は得とか損とかで動く
ようなんじゃないねん」
司「守君も同じやんか」
八木「なんかすげえわ。
宮根も沢田も違うわぁ」
宮根「そう?一緒やで。
守君は違うねんけどね」
守「アホ。俺も一緒や。
特別な違いとか無いわ」
松原「2人共違うって」
僕達は浮いた存在のよう
になってしまった・・・