第608話 ゴール

2017年2月8日

第25部-学年親睦会-

t f B! P L
守「さてと。行きますか」

僕達は紙と地図を受け取り
チェックポイントを探して
向かっていった。

守「普通にやってもなぁ。
なんかつまらへんしなぁ」

司「なに?もしかして
いらん事思いついたん?」

守「つまらへんやないけ。
このまま歩くだけとか」

理子「嫌な予感するわぁ」

松原「なに?何するの?」

なんかいらん事をする気が
めっちゃしてきていた。

守「そやなぁ~。割り箸で
番号書いて同じ引いた番号
同士で手を繋ぎあうかな。
せっかく男女なんやしな」

女子「え~。嫌やぁ」

男子「こっちも嫌やわぁ」

守「はいはい。静かに~」

守君は嫌と言っていたのを
聞かずに話を続けていた。

こういう時の嫌ってのは
恥ずかしいからの否定で
本当に嫌なわけじゃない。

そんなに嫌がるほどの男女
じゃなかったので見てて
それはすぐにわかった。

守君は途中のお店で割り箸
を3本もらい割って番号を
書いてみんなに引かせる。

司「あれ?僕の分は?」

守「司と宮城は決定や。
残りの者でくじ引きやで」

理子「さすが沢田君や。
めっちゃ気がきくやんか」

僕と理子は見てるだけだ。
勝手に決定されていた。

そしてみんな引き終わって
番号を見せ合った。

松原「うわっ。最悪やぁ」

八木「最悪とか言うなよ」

守「次のチェックポイント
までよろしくね~」

女子「あっ・・・はい」

松原さんと八木君が一緒で
守君は別の女子とだった。

斉木さんと言うかわいい子
斉木さんは緊張していた。

守「ほら。じゃ行こっか」

守君は優しく手を差し出す
斉木さんはそっと手を置く

緊張している女子を優しく
リードしてあげていた。

女子「うわぁ・・めっちゃ
恥ずかしいんやけど・・」

男女全員文句を言いながら
でもちゃんと手を繋いでた

そこには変な緊張があった

他の班の人達に見つかると
冷やかされたりすることが
多かったけどその冷やかし
は羨ましそうな感じだった

チェックポイントごとに
くじ引きをして手を繋いで
見てて楽しそうだった。

そしてチェックポイントを
全部回ってゴールへ着いた

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