守「さてと。行きますか」
僕達は紙と地図を受け取り
チェックポイントを探して
向かっていった。
守「普通にやってもなぁ。
なんかつまらへんしなぁ」
司「なに?もしかして
いらん事思いついたん?」
守「つまらへんやないけ。
このまま歩くだけとか」
理子「嫌な予感するわぁ」
松原「なに?何するの?」
なんかいらん事をする気が
めっちゃしてきていた。
守「そやなぁ~。割り箸で
番号書いて同じ引いた番号
同士で手を繋ぎあうかな。
せっかく男女なんやしな」
女子「え~。嫌やぁ」
男子「こっちも嫌やわぁ」
守「はいはい。静かに~」
守君は嫌と言っていたのを
聞かずに話を続けていた。
こういう時の嫌ってのは
恥ずかしいからの否定で
本当に嫌なわけじゃない。
そんなに嫌がるほどの男女
じゃなかったので見てて
それはすぐにわかった。
守君は途中のお店で割り箸
を3本もらい割って番号を
書いてみんなに引かせる。
司「あれ?僕の分は?」
守「司と宮城は決定や。
残りの者でくじ引きやで」
理子「さすが沢田君や。
めっちゃ気がきくやんか」
僕と理子は見てるだけだ。
勝手に決定されていた。
そしてみんな引き終わって
番号を見せ合った。
松原「うわっ。最悪やぁ」
八木「最悪とか言うなよ」
守「次のチェックポイント
までよろしくね~」
女子「あっ・・・はい」
松原さんと八木君が一緒で
守君は別の女子とだった。
斉木さんと言うかわいい子
斉木さんは緊張していた。
守「ほら。じゃ行こっか」
守君は優しく手を差し出す
斉木さんはそっと手を置く
緊張している女子を優しく
リードしてあげていた。
女子「うわぁ・・めっちゃ
恥ずかしいんやけど・・」
男女全員文句を言いながら
でもちゃんと手を繋いでた
そこには変な緊張があった
他の班の人達に見つかると
冷やかされたりすることが
多かったけどその冷やかし
は羨ましそうな感じだった
チェックポイントごとに
くじ引きをして手を繋いで
見てて楽しそうだった。
そしてチェックポイントを
全部回ってゴールへ着いた