第607話 否定しない

2017年2月7日

第25部-学年親睦会-

t f B! P L
トイレに行ってバスに戻り
僕はまた理子の隣に座った

守君は松原さんに眠たい事
を言わずにずっと話してた

僕は少し心配になった。

司「松原さん。そろそろ
席変わって欲しいねんよ」

松原「え~?なんで?」

司「ちょっと眠たいしさ。
他のみんなも松原さんと
話したいみたいやし」

松原「え~。そうなん?
じゃあ沢田また後でね~」

守「はいはい」

無理矢理なんとか席を
代わってもらっておいた。

司「じゃあ僕本当に寝る
から守君も寝とけば?」

守「そうさせてもらうわ」

僕と守君は眠りについた。
目が覚めた時バスは目的地
の場所へ着いていた。

司「ここが丹波笹山かぁ」

目的地は丹波笹山だった。
兵庫県の田舎の方だった。

黒豆で有名な地域だ。
ひとまず旅館へ入った。

仲居さんに挨拶をしてから
自分達の部屋に向かった。

部屋に荷物を置いたらすぐ
入口へ集合がかかった。

先生「これから班ごとに
各チェックポイントを周り
この紙にスタンプを押して
もらって帰ってくること」

僕達は紙と地図を渡された

理子「何するんやろ?」

司「オリエンテーションを
するだけやないのかな?」

理子「あっ。そっかぁ~」

八木「そんなんいらんやん
めっちゃめんどうやんか。
なんでそんなことせんと
あかんのやろなぁ?」

守「仲良くなる為やろな。
まぁ先生が一生懸命考えて
くれたんやろうから企画に
のったろうやないか」

司「そーだね」

松原「沢田は言う事違うね
企画にのったるとかって
普通はそんなん言わへん」

司「守君はいつもそうやで
僕達はろくに否定しない」

松原「へぇ。なんで?」

司「それはね~」

守「言わなくていいぞ。
言ってもわからんやろし」

司「だってさ。ごめんね」

松原「ちょっと~。
うちも教えてほしいって」

僕達が否定しない理由・・
それは道場で教えられてた

どんな人でも何かを考えて
くれて企画してくれた事に
対して何もせずにただ否定
する事はするな。と・・・

もし・・それがどうしても
やりたくない事なら否定は
すればいい。

でもやってもやらなくても
どっちでもいいような事
なら否定はするな。

何も考えずに否定をすると
いう事は人の思いが壊れる

周りに人は集まらないし
一緒にいたいって思われる
ような人にもなれない。

そう道場で教わってたから
僕達は大事に捉えていた。

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