松原「なになに~?
何の話をしてんのぉ?」
守「別になんでもない」
松原「まぁええけど~。
宮根。席変わってよ~」
司「えっ?なんでなん」
松原「いいから。早く」
司「うわぁ。ちょっと」
松原さんは僕をどけて
守君の隣に座った。
司「まいったなぁ・・・
立ちっ放しやんか・・」
理子「司。こっち~」
司「あっ。理子~」
元々理子の隣が松原さん
だったのでちょうど理子
の隣が空いてて助かった
僕は理子の隣に座った。
司「あれ?もしかして
松原さんは僕に気使って
くれたんかなぁ?」
理子「なんで?」
司「僕が理子と隣同士に
なるようにしてたんかな
って思ったりしたけど」
理子「あはは。それは
違うと思うよ~」
司「あれ?そうなん?」
理子「松原さんは沢田君
の事が好きみたいやから
積極的になってるねん」
司「あっ。そうなんや」
僕に気を遣ってくれてた
わけじゃない。たまたま
こういう形になっていた
理子「あたしめっちゃ
松原さんに沢田君のこと
聞かれたけどそんなに
知らないから司に聞いて
って言ってたんやけど
聞いてくれなくてさぁ。
太極拳部で同級生やった
としか言えなかったし」
司「それでいいやんか」
理子「好きな食べ物とか
趣味とか聞いてくるねん
ウチそんなん知らんし」
司「そりゃそうやんね」
理子と楽しく話しをして
お菓子をもらいながら
ゆっくり話をしていた。
バイトの事とか学校の
授業の事とか話していた
女子「宮根君と宮城さん
ってほんま仲ええねぇ」
司「あっ。えっと~
村下さんやったっけ?」
村下「ちょっと。まさか
名前覚えてなかった?」
司「覚えてるよ。同じ班
やねんからさぁ~」
僕達に声をかけてきた
のは同じ班の村下さんだ
高校に入ってからの理子
と仲が良い友達だった。
男子「宮根と宮城さんは
めっちゃラブラブやな」
司「あっ。八木君まで」
女子が話しに入ってきて
男子も話しに入って来た