??「じゃあ全員揃ったな~
そろそろ時間やから座れ」
准「あ~。もう時間かぁ。
じゃあ適当に楽しめよ」
司会みたいな人が現れて
准さんも司会の方へ行った
辺りを見回すと分家と本家
のみんなが全員集まってた
みんな高校の制服を着てて
いつもより新鮮に見えた。
桁成「高校になったらなぁ
分家も本家も関係ないねん
これから全員が仲間であり
指導者にもなっていくねん
中学で覚えて高校で教える
高校で教える事を覚えて
実生活にも活かしてくねん
教えるって難しいねんで」
司「教える側になるんかぁ
そんな側でもないのにな」
守「教える側か・・・
どう相手に伝わるかやな」
司「名プレーヤーであり
名トレーナー・・・か」
アムリタ教典で書かれてた
事を実践するのだと思った
司会の人達が色々と進めて
くれて楽しい時間を過ごす
そして僕達1年の挨拶に
なって自己紹介をした。
最後に僕達の番だった。
司会「おっと~。最後は
見慣れない顔の2人です。
自己紹介お願いしま~す」
司「えっと。宮根 司です
中2から分家で入りました
よろしくお願いします」
司会「はい。よろしく~。
じゃあ最後にどうぞ~」
守「沢田 守です。
中2から分家で入りました
高校は市立港神です」
簡単に挨拶をしていた。
司会「はい。よろしくね~
みんなに言っておくわぁ。
この2人は沢田最高師範の
息子と宮根師範の息子や」
全員「ええっ~!?マジ?」
全員が驚いていた。
何人かは驚いてなかった。
司「そういえば・・・」
守「ほんまやったんか?」
中3の誕生日に言われたが
軽く言われたのであまり
気にして聞いてなかった。
司会「でもなぁ。師範達が
特別扱いせんでええし調子
のって威張ってたら制裁
していいと言ってるから
気にせんとったってや~」
僕達は今まで威張ってたり
することはしてなかった。
師範の息子となって態度が
変わられても僕達は困る。
だけど司会がきっちりと話
をしてくれて同世代の先輩
後輩で付き合ってくれると
言う事を言ってくれてた。
師範の息子と言っても僕達
はみんな同じ高校生だから
親の権力なんて関係が無い
親よりもプライドや実力で
個人を認める方が優先だ。