??「お前・・・俺に
喧嘩売ってんのか?」
守「なにをいまさら?
ええからはよ来いや」
??「お前なんて名前や?」
守「なんでもええやないけ
俺が負けたら言ったるわ」
司「じゃあ早く移動しよ」
??「お前は誰やねんや?」
司「ただの立会人やで。
喧嘩の邪魔はせんからね」
守「グダグダうるさいねん
ええからはよ外出んかい」
??「なんや・・こいつら」
男2人は僕達にびびってた
彼らは調子に乗りたいだけ
で不良高校でもない学校で
威張れると思ってたみたい
高校デビューってやつだ。
考えがやたらと甘かった。
威張らせるわけがない。
それに売ってきた喧嘩は
きっちりと終わらせる。
言葉だけで終わらせない。
もうこっちが威圧していた
学校を出て近くの公園へ
移動した。
司「ここでよくないかな?
人通りも少ない感じやし」
守「そやな。じゃやるか」
司「ほら。あんた達もさぁ
ぼーっとせんと準備運動か
構えるかした方がええよ」
??「お前らわかってるんか
喧嘩してたんが知られたら
学校停学なるねんぞ?」
司「えっ?何言ってるの?
停学なんてならへんって」
??「なんでやねんや?」
司「守君が言わせないよう
に必要以上にシバくから」
僕は笑って言ってあげた。
すると彼らは黙り込んだ。
守「つまらへん奴らやなぁ
お前らがつっぱれるのは
一般人相手にだけかいな?
小悪党にもなられへんわ」
守君が近づいていった。
??「ごめん。やめてや」
司「あ~あ。いま謝っても
もう遅いねんって」
守「司の言うとおりや」
謝るのならもっと前に
謝らないと収まらない。
そんな事もわかってない。
司「つっぱるところで
つっぱられへんのやったら
ヤンキーの格好すんなや。
守君。そいつら可哀想やわ
今回は勘弁してあげてよ」
守「あ?なんでやねん?」
司「もうびびってるやん。
やる前からびびってる相手
なんてつまらへんやんか」
守「そやな。価値はないな
じゃあ生意気な発言の分
だけケジメとってもらう」
守君はその場ですぐに
後ろ廻し蹴りに入った。
ビュッ・・・ゴオォオン
側頭部のコメカミに綺麗
に踵が当たっていた。
そしてそいつは倒れた。