僕達は校門をくぐって
運動場の方に向かった。
??「ねぇ。良くない?」
??「同じ1年かなぁ?」
女子から視線を感じてた。
僕達がなんか見られていた
司「ねぇ。守君・・・
なんか見られてるけど?」
守「あ?無視しとけや」
守君が見られていた。
堂々と歩いていたから。
運動場の前で教室の場所
を確認していた。
僕達は全員同じ学科だ。
商業科を選択していた。
女子が多い学科だった。
守「俺やぁ。マミィから
不動産の勉強をしろって
言われてるねんよなぁ」
司「へぇ~。そうなん?
それはなんでなん?」
守「経理学ぶんやったら
ややこい不動産の資産運営
ができるぐらいになれって
言われてん。この1年で
簿記1級とれ言われたわ」
司「かなり無茶苦茶やね。
僕もそうやねんけど・・」
1年生の1年間で3年分の
努力を先にしろと言われた
かなり・・・しんどい。
今は単車の免許を取得中だ
もうすぐ卒検があるので
それにずっと集中していた
入学式が始まるアナウンス
が流れて体育館へ移動する
体育館前に集まるとなんか
かっこつけている男子や
高校デビューのような男子
にギャルみたいにうるさい
女子達が目立とうとしてた
僕達は普通に無視していた
そんな目立つ気はなかった
そしてよくわからないまま
入学式が始まり校長先生の
話を適当に聞いていた。
その時・・・
??「校長話長いねーん」
??「はよ終われや~ボケ」
どこかから調子に乗ってる
1年生が叫んでいた。
入学式の進行の邪魔だった
先生「おい。どいつや。
しょうもない事言う奴は」
先生が声のした方向に
来たが誰も名乗りでない。
そんな事をする奴らに目を
つけられるのも嫌だろう。
誰も先生に言わなかった。
が・・・言っちゃった・・
守「先生~。その後ろの
茶髪2人が犯人ですよ~」
??「あ?俺らちゃうわ」
??「なんや?お前ぇ・・
何チクッてるねんや?」
先生「お前らかぁ・・・
ちょっと外に来い・・」
??「俺らちゃいますよ」
先生「ウソつくな。声が
さっきと一緒やんけ」
先生にウソも通じない。
小悪党ごときが守君相手
に適うわけがなかった