第581話 卒業写真

2017年1月5日

第23部-中学卒業-

t f B! P L
仰げば尊しを歌ってから
卒業式が終わって卒業生
は教室へ戻っていった。

最後のホームルームが
行われる時間になった。

僕はずっと目を押さえて
泣いてるのを隠してた。

守君もずっと隠していた

男で泣いていたのは僕と
守君の2人だけだった。

だけど・・なぜかそれが
女子達には印象よかった

先生が教室に入ってきて
最後に僕達に話をした。

これからも頑張れと。

そして最後に花道を歩き
在校生に見送られてた。

魂輝「守ぅ~。司ぁ~。
卒業おめでとうです~」

京美「お兄ちゃ~ん。
卒業おめでとう~」

魂輝君と京美に見送られ
僕達は校門を出て行って
近くの公園まで移動した

卒業生が集まる場所だ。

そこに後から部活の後輩
や在校生がやってくる。

僕はブランコに座って
ずっと顔を抑えていた。

少ししてから落ち着いて
僕も最後にみんなに挨拶
をしようと顔を上げた。

司「ぐすっ・・うわっ」

2年「あの。宮根先輩。
写真一緒にいいですか?」

3年「ちょっと待って。
あたしらが先やねんって。
順番に並んでるねんから」

司「えっ・・?なんで?」

顔を上げるとそこには女子
が数人待ってくれていた。

なぜか一緒に写真を
とりたいと言われた。

守君の方を見てみると
守君の方も並ばれていた。

司「泣いちゃってるけど
それでもいいんやったら」

3年「じゃあはい撮ろう」

司「わわっ。ちょっと」

順番に写真を撮っていく。
こんなの初めてだったから
僕は普通に立っていた。

そして写真が撮られ終わり
また写真を撮ろうと言われ
るとしんどいので移動した

司「理子~。一緒に写真を
撮ってくれへんかなぁ?」

僕は理子の元に行った。
理子は不機嫌そうだった。

理子「女子とツーショット
とられてなかったっけぇ?
なんなん?ウチは最後?
それともついでなん?」

司「ついでなわけないよ。
僕のカメラで他の女の子と
写真はとってないねんから

僕が撮りたいのは理子と
太極拳部のみんなやで。

後は守君と魂輝君と京美。
一枚目は理子がええねん」

僕は素直にそう言った。
理子はすぐ機嫌が直った。

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