第580話 卒業式

2017年1月4日

第23部-中学卒業-

t f B! P L
野田「ロバートがバラと
彼岸花が好きやってんや

さすがに彼岸花は縁起が
悪いからおかれへんけど
バラやったらまだ置ける

そんで花言葉があるねん

赤いバラは情熱・愛情
白いバラは心からの尊敬

そんでな。赤いバラに
白いバラを添えるとやな

暖かい心・和合っていう
花言葉に変わるねんや」

守「そうなんですか?」

司「花言葉なんてそんな
詳しく知らなかった」

野田「知らなくてええよ
別に知ってもええ事では
ないねんからな。うーん
じゃあ帰ろうかぁ~」

僕達は先生と一緒に
地元へ戻っていった。

帰りの電車で推薦で合格
した事を話したりした。

久しぶりに先生に会って
色々と話すことができた

駅で先生と別れて僕達は
地元に帰り遊んでいた。

専願で私学に合格した
学校の友達と一緒に遊ぶ

最後ぐらい学校のみんな
と遊ぶのもよかった。

そして・・・日が過ぎて
卒業式が近づいてきた。

いよいよ・・・学校とも
お別れになってしまう。

長い人生の中での3年。
たった3年かも知れない

だけど振り返ればそこに
昔の弱い自分はいない。

入学初日でカツアゲされ
従いそうになってた頃の
僕はもういなかった。

この中学校で守君と
出会い行動を共にして
僕は成長できたと思う。

そんな大事な3年間が
終わると思うとなぜだか
少し寂しくなってきた。

守「司ぁ。帰ろうぜ~」

司「あ~。待ってよぉ」

この3年間でずっと僕は
守君を追いかけていた。

少しでも追いつきたくて
追いつく事ができなくて
何度もへこんだりもした

だから僕は・・・高校に
なってもまた追いかける

守君と一緒にもう一度
3年間を過ごしたい。

そのために同じ学校を
選んだのだから。

そして・・・毎日は過ぎ
僕達は卒業式を迎える。

卒業証書を受け取って
生徒会長の答辞を聞くと
僕は涙が出てきていた。

そして・・・守君も・・
卒業式で泣いていた。

だって・・・楽しかった

楽しかった中学生活が
終わると思うとやっぱり
悲しくなってしまうから

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