第578話 守の挨拶

2017年1月2日

第23部-中学卒業-

t f B! P L
野田「浸るんは後にしろや
まずは墓を綺麗にするから
一緒に手伝ってくれや」

司「あっ・・・はいっ!!」

僕と守君はよくわからない
ので先生の指示をもらった

お花の水を変えたりタオル
でお墓を拭いたりしていた

20分ほどかけて綺麗にして
線香を立てて手を合わせる

そしてお墓に話かける。

野田「ロバート・・・
司と守が墓参り来てくれた

15才で全部を知ってさ・・
ちゃんと受け止めてるねん

ほんま・・・すごいと思う

それに2人共頑張って結果
を出してきてるねんや・・

今は俺が指導してるんやで

あの時からすると考えられ
へんことやねんけどね・・

まぁ子供達に代わるわ。
しっかり見てやってくれ」

先生が一歩下がった。
守君を墓の前に出した。

野田「守。赤いバラを
墓の前に添えてくれや」

守「はい。わかりました」

守君が赤いバラを添えた。

野田「俺は下がっておくわ
あっちの方におるからな。
2人とも報告が終わったら
あっちに来てくれればいい
ちゃんと話ししてこいよ」

守「はい」

野田「司。守が終わった後
司が話をする前にはその
白のバラを添えとけよ」

司「はい。わかりました」

そう言って先生は去った。
僕達2人だけになった。

守「はじめまして・・・
って言うのもおかしいけど
来るのが遅くなりました。
沢田 守です。ダディと
マミィから全部聞きました

俺の本当の親父って・・・
しかも司と兄弟やって・・

最低な奴やと思いました。
2股をしてたなんて・・・

でも・・・ロバート派って
呼ばれる色々な人と会って
話をしてもらってそれは
違うってのがわかりました

ロバート派って呼ばれてる
みんなは特別な人でした。

そんな特別な人達が特別視
してたのがロバートって
言うのがわかってから・・
なんかわからんくなった。

15年前に撮ってたビデオも
見たんやけど・・・マミィ
がめっちゃ幸せそうやった

あんな表情初めて見てさ。
ちょっと悔しかった・・・

俺にも見せてくれない表情
だったから・・・あんたに
勝ててないって思ったよ。

最後に・・ひとつだけ・・
どうしても言いたい事が
あるから言っておきたい。

俺のダディは沢田 清人。
そう思っててもええよな?

俺はダディの子でいたい。

俺が尊敬しているのは・・
やっぱりダディだけやねん

ロバートやないねん・・・
悪いけど・・・やっぱり
ずっと俺の近くにおって
くれるのはダディやから。

それだけ言いたかった」

守君は全て言い終わって
手を合わせ後ろへ下がった

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