第572話 面接対策

2016年12月22日

第23部-中学卒業-

t f B! P L
司「そんな適当な気持ちを
言ってしまっていいの?」

父「ええねん。面接なんて
中学生活を背景に見てる。
学校側は今後を見るねん。
将来性があるかどうかや」

司「あ~。なるほどねぇ」

特別な何かを持ってないの
なら可能性で見るしかない

高校に入学しての3年間で
どう変わるかと思わせるか

これを強調するって事だ。

父「そうそう。太極拳は
アピールせんでもええぞ。
太極拳ができる人が高校に
入学してもなんのアピール
にもならへんからな」

司「そうなんや・・・
やっぱ認知度低いんやね」

父「めっちゃ低いよ」

その後も色々と注意点を
教えてもらってとりあえず
ポイントは抑えておいた。

面接官が望んでいる事を
集中して答えることにして
各自で色々考えていた。

そして学校では放課後に
3人でずっと話しあって
何度も反復練習をしていた

守「もっかいやろうか」

理子「もういいんやない?
ずっと同じ事ばっかやん。
うちら他の面接練習してる
人達よりやってるやんか」

司「こんなの自信を持って
練習したって言えないよ。

他の人達よりって?
他の人と比べても意味ない

必要な分だけ練習してない

何度も何度も反復練習して
精度を高めていかないと」

理子「う~。司は厳しいね
わかった。やりますよ~」

司「じゃあもっかいね~」

何度も何度も練習をした。
もう嫌になるぐらいに・・

そうしている間に私立の
合格発表が来ていたので
全員集められて見ていた。

喜ぶ者・・・悲しむ者・・
ここで2者に分かれていた

僕も守君も合格していた。
しかし喜ぶ事はなかった。

先生に合格だったと言って
すぐに教室に戻ってから
面接の練習の続きをしてた

そして・・・何度も練習を
したおかげで同じ事を何度
も自然にできるようになる

そして・・・2月に入って
面接日を迎える事になった

司「じゃあ行ってきます」

母「行ってらっしゃい」

理子「司ぁ。おはよう」

司「おはよう。理子。
そんじゃあ行こうかぁ~」

駅前まで理子と一緒に歩く
駅で守君の到着を待った。

守「お~。おっはよ~。
朝方はやっぱ寒いなぁ」

守君が少し遅れてきてた。
別に時間は余裕があるので
どうってことなかった。

電車に乗って上沢まで行く
そして市立港神についた。

高校では他校の中学生達が
ざわざわしながらいた。

緊張していたのがわかる。

僕達はそれほど緊張をする
ようなことはなかった。

何度も練習していたから。

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