第567話 手土産

2016年12月12日

第23部-中学卒業-

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理子「じゃあまたね。司」

司「うん。また明日ね~」

理子を家まで送り帰った。

そしてその日の夜・・・
父さんがいつもより早めに
家に帰ってきていた。

司「あれ?帰り早いね~」

父「9時やったやんな。
守が相談に来るのって?」

司「うん。そうやけど。
まだ1時間もあるよ?」

時間は今8時だった。

父「守ほど頭回るやつに
適当に答えられへんからな
風呂入ってご飯を食べて
ゆっくり落ち着いてから
じっくり話してやりたい」

父さんはすぐに風呂に入る
風呂から出てご飯を食べた

京美「パパ~。お帰り~。
あのね~。京美学校でね」

そして9時になるまでは
京美がずっと独占していた

学校であったことやテスト
の成績等を報告していた。

父さんは京美となかなか
ゆっくり話をする時間が
なくて寂しそうだったから

僕も母さんも気を遣って
2人の邪魔をしなかった。
この1時間は特別だった。

そして・・・9時になって
守君が家にやってきた。

守「お邪魔します。
これよかったらどうぞ」

守君が手土産を持ってきた
そういう部分はちゃんと
していた。

母「気遣わなくてええのに
ありがとうね。守」

リビングに入って挨拶して
僕達は椅子に座ってた。

なぜか京美も一緒に・・・

邪魔はしないので一緒に
聞いていたいらしい。

母さんがお茶を用意して
くれて母さんも一緒に座る

父「高校選びについて
迷ってるらしいやん」

守「そうなんです・・・
ダディにもマミィにも
相談しても好きなように
したらいいって言われて」

父「ははっ。そうやろうな
魔人は不良の多い高校出身
やからそうなるやろなぁ」

母「守はどんな事がしたい
とかは決まってるの?」

守「まぁ・・幼児教育関連
に携わりたいと思ってます

でもそれは高校では無いし
高校はどこでもいいかなぁ
って思ってるんですけど

ただ普通高校か専門高校か
どっちかで悩んでるんです

どっちがええかなぁって」

父「それは難しいなぁ・・
幼児教育ってのは保育士の
事やろ?保育士ってのは
やっぱり女が中心やねん。

それに短大が多くなるから
男は難しすぎるんが現状」

守「それはわかってます。
そこまでしてなりたいって
思ってる訳でもないです」

父「おっ?どういう事や」

守「こう考えています」

守君は考えを話していった
それは計画的な話だった。

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