第564話 思想賛同

2016年12月8日

第22部-族の世界-

t f B! P L
海原「お前らはわかってる
普通卑怯とかは否定される
けど賛成してくれたお前ら
はやっぱり見込みがある」

魂輝「たまたまですよ。
ダディも同じような事を
言ってただけですから」

守「そうそう。
勝てるならきれいごと
言ってもええから勝て。

ただし負けそうな要素が
あると感じたのならば
最初から叩き潰せ。

敗者には美徳は無い。
敗者は何を言っても
言い訳にしか過ぎない」

海原「すげぇな。お前ら
のダディってのはよぉ」

守「勝利の亡者なもんで
俺らもそう育てられた」

守君と魂輝君は残忍会の
思想を否定する事なく賛成
していたので気に入られた

僕だけ1人浮いていた。

藤山「アトロやったっけ?
俺達の思想賛同できんか?
思った事を言ってくれや」

司「賛同はできるんです。
ただ・・・何が卑怯なのか
って考えていると・・・
よくわからないんですよ」

藤山「は?そうなんか?」

司「だって卑怯ってことは
確実に勝つためですよね?
そうすると確実に勝つ為に
行った行動が卑怯になると
考えるとわかんないです」

藤山「卑怯っていうのはな
納得がいかへん勝ち方や。

相手に本来の力を出させず
に勝つっていうのと一緒。

正々堂々とはやらへん。
そうするとやられた相手は
悔しさだけが残るねんや。

だからリベンジにも来られ
たり抗争になったりする。

正々堂々やないから卑怯。
そう思ってればええねん」

司「なんか難しいですね」

藤山「難しいかぁ・・・
まぁ・・・こういう事や」

ビュッ・・・バシィ・・・

司「どういう事ですか?」

藤山「おっ・・・こいつ」

藤山が突然僕に軽くパンチ
を打ってきた。

僕はパンチを受け止めた。

藤山「悪い。悪い。
不意打ちやってんけどなぁ
今のでやられてたら納得が
普通はいかへんもんやで」

司「あっ。なるほどぉ~」

守「藤山さん。アトロは
卑怯も正当だと思ってる
からそう隙はないですよ。
そいつかなり危険ですし」

藤山「あぁ。今わかったわ
俺らより上の段階で認識を
してるとはなぁ・・・」

司「僕はそんなに危険人物
ではありませんから」

藤山さんとのやりとりで
周りの幹部も僕を認めた。

卑怯の区別がついていない
と思われてしまった・・・

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