圭吾「そう言うと思ったわ
残忍会の研修が終わったら
また1回顔出しにこいや」
守「はい。そうします」
最後にみんなにも挨拶を
して僕達は去っていった。
たった2ヶ月だけだけど
僕はかなり悲しくなった。
この2ヶ月は濃かった。
ずるずる過ぎていく日々と
違いみんな一生懸命だった
伝統派の暴走族ってのは
気合も根性も入っていた。
守「司・・・泣くなや。
思い入れたらあかんねん。
残忍会に迷惑がかかるわ」
司「うん・・・ごめん。
もう大丈夫。いこう」
僕達は藤山さんの率いる
残忍会に向かっていった。
電車に乗って垂水で降りる
垂水駅で降りると明らかに
族とわかる人が立ってた。
あまり見ないようにしたが
ジャケットを見ると残忍会
というロゴが入っていた。
僕達を迎えにきてくれた人
なのかな?と思ったので
司「あのー。すいません」
??「あ?なんや?お前は」
司「残忍会の藤山さんに
お会いしたいんですが」
??「あん?お前らか?
アトロとバアトとタマって
いうのは・・・?」
魂輝「ミスラですよ」
??「あん?モスラ?」
魂輝「僕はミスラですよ。
間違えないで下さいよ」
守「まぁまぁ落ち着け。
すいません。タマです」
??「じゃあ後ろ乗れや」
僕達はヤン車の後ろに乗り
バイクで集会所へ移動した
集会所へ入るとメンバーが
どんどん挨拶に来ていた。
僕達を迎えに来てたのは
幹部の連中だったと知った
ルシエドでの扱いと同じだ
幹部が迎えに来るって事は
丁重に扱われてるという事
筋を通されてた事に気付く
僕達も変な対応はできない
そういう事を意味していた
??「総長。連れてきました
こいつらでいいですか?」
藤山「おう。そいつらや。
まぁこっち来て座れや」
族は族で同じなんだけど
ルシエドとはまた違ってた
なんかチャラいのが多い。
族にプライドを持ってる
ような感じがしなかった。
変な緊張感が走っていた。
幹部を交えて軽く話をする
藤山「先に自己紹介するか
簡単にしていくからな」
藤山さんは簡単にメンバー
紹介をしてくれていった。
僕達も自己紹介をした。