第561話 研修終了

2016年12月4日

第22部-族の世界-

t f B! P L
空が明るくなってきて
僕達は解散する事になった

圭吾「2週間に1回集会
してるからまた来いや。

他のメンバーと色々話して
交流するのもええからな。
そんじゃあまたな」

守「今日は楽しかったです
そんじゃあまた行きます」

司「また再来週よろしく
お願いします」

魂輝「バイバイで~す」

圭吾さん達を見送ってから
僕達は歩きながら帰った。

明け方に家に帰るなんて
初めての経験だった。

僕はリビングで書き置きを
しておいてすぐに眠った。

そして・・・昼に起きた。

司「う~ん。眠いやぁ・・
夜勤明けって感じがする」

いつもの生活リズムとは
違ってたので体がだるい。

寝ぼけたままリビングへ
行くと母さんがゆっくり
休憩していた。

母さんに昨日の事を聞かれ
色々怖かった事を話した。

怖かったけど友達からは
教えてもらえないことを
色々学んだと伝えた。

すると母さんはこう言った

仲間と友達は違うからね。
区別して付き合いなさい。

その言葉は難しかった。
表面上だけでの理解をする
だけなら簡単だけど・・・

仲間と友達の違いなんて
考えた事がなかった僕には
まだ理解ができなかった。

それからの毎日は平日は
いつも通り学校が終わって
道場に行ってルシエドの
集会がある時には参加して
時間をフルに使っていた。

集会にも慣れていって周り
の先輩達に色々とメンチの
きり方や喧嘩のやりかたを
教えてもらった

相手をびびらせるために
怖さは必要ということや
先制攻撃と不意打ちなどの
汚いやり方も教わった。

タイマンを張った一樹達と
話す事も多くなって不良の
友達ができて楽しかった。

そして・・・2ヶ月が過ぎ
ルシエドの研修は終わった

圭吾「とりあえずお前らは
これで一度退団させてやる
次は残忍会に行くと思うが
俺らの事は決して言うな」

守「はい。わかりました。
お世話になりました」

僕達は全員で頭を下げる。
きっちり筋を通しておく。

それが不良の礼儀だから。

圭吾「少し悲しくなるけど
いつでも戻ってきてええぞ
お前らはルシエドの看板を
出してもええからな」

司「ありがとうございます
ですがお断りしておきます

ルシエドの看板を使う権利
があるのはチーム内です。

僕らが勝手に使っても・・
それは迷惑かけるだけです

お気持ちだけ頂きます」

看板を使えば楽だろう。
だけどそんな事をする権利
が僕達に無いと自覚してた

チーム内の人間が使わない
のに外部の僕達が使うのは
筋違いなのはわかってた。

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