第560話 びびり

2016年12月2日

第22部-族の世界-

t f B! P L
魂輝「きゃっほうで~す。
めっちゃ気持ちいいです」

守「風が冷たくていいねぇ
夜のバイクは気持ちいい」

司「安全運転がいいよ~」

守君と魂輝君はどしっと
して景色を色々見ていた。

僕はひしっと掴まっていた
女性が後ろに乗るみたいに

圭吾「はっはっは~。
お前らは面白いなぁ~」

龍「安全運転がいいとか
よう族に言えたなぁ~」

拓「俺達は単車の運転は
そこらへんより上手いわ
警察に捕まらん為になぁ」

深夜遅くまで走ってた。
途中で警察に追いかけられ
スピードが上がって・・・

圭吾「しっかり掴まれよ~
しっかり逃げるからなぁ」

司「ぎゃああ。怖いよぉ」

龍「楽しそうやなぁ~」

みんなと一度離れて後から
待ち合わせ場所で落ち合う

司「あ~。怖かったぁ。
族の世界ってすごいわぁ」

圭吾「面白かったやろ?
アトロの先生も見てた世界
で学校では絶対に見せては
くれへん世界やねんから」

司「そうですね・・・
圭吾さん達が見てる世界は
調子乗るだけでは見れない
世界だって思いましたよ」

圭吾「わかってるやんけ。
他の族とぶつかる事もある

危険も伴ったりするからな
遊びじゃやってられへん。

その分危険回避能力も必要
ただ好きな事やって暴れて
るだけやないって事やな」

司「もしかして・・・
それを教える為に僕達を
入れてくれたんですか?」

圭吾「バーカ。俺は族やぞ
そんな優しい訳ないやんけ
損得関係で動いてるねん」

司「ウソが下手ですよね」

ウソが下手だと思った・・
でもその分尊敬できた。

言わなくていい事は言わず
優しい本音も言わない。

僕らみたいなのをわざわざ
受け入れてくれてた事って
チームにとってマイナスに
しかならないと思ったから

それも総長の独断で・・・
なかなかできる事じゃない

その器量を尊敬していた。

後から守君達もやってきて
みんな各々感想を言ってた

不良って仲間を大事にする
って聞いた事があるけど
少し違ってたのもわかった

認めた仲間を大事にする。
それが正しい表現と思った

空が明るくなってくるまで
色々武勇伝も聞いたりした

族の抗争の話を聞いた時は
本当に怖いと思った。

だけどみんな笑いながら
いい思い出として話してた

この人達も方向は違うけど
今を一生懸命生きてるって
いうのが伝わってきた。

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