僕は対峙してすぐわかった
この人は強くないって。
多少喧嘩ができるぐらいだ
司「来ないのなら行くよ」
僕の方から近づいていった
間合いに入ったぐらいで
一樹が僕に蹴ってきた。
僕は足を取り膝を返して
一樹をうつ伏せにして倒す
司「あんたバカやろ?
初弾で蹴りを出すってのは
牽制ぐらいにしとかんと」
僕はアンクルホールドに
入って関節を極めた。
一樹「うわああぁぁぁ」
一樹の悲鳴が響き渡る。
しかし僕は放さなかった。
守「もう止めた方がいいよ
そうせなそいつ壊れるよ」
拓「まだギブしてへんわ。
まだいけるな?一樹」
一樹は黙って首を上下に
振り大丈夫と伝えていた。
守「あ~あ。知らへんぞ」
足の力が抜けてきたのを
確認してから僕は放した。
そして背中に肘を落として
ダメージを与えてからすぐ
腕をとり裏十字固めに入る
一樹「ぎゃああああぁ」
圭吾「おい。誰か止めろ。
あいつ怪我してまうぞ」
拓「おい。終わりや」
司「終わり?よかったぁ」
僕はすぐに放し距離をとる
終わりと聞いても残心は
残すようにしていた。
一度気を抜くとまた戻す事
が容易ではなかったから。
少しして終了が告げられた
一樹の心が折れていたから
司「ふぅ。よかったぁ・・
あーめっちゃ怖かったぁ」
守「お前の方が怖いって。
自分の強さがわかってへん
のがちょっとおかしいわ」
司「だって僕は弱いから」
守「ようそんなん言うわ」
僕達の3勝で終わった。
龍が僕達に近づいてきた。
龍「すげぇな。お前らは。
まさかここまで圧倒的やと
は思ってへんかったわ」
守「喧嘩は慣れてるもんで
実践で学ぶ事が多かった」
龍「まぁこれでわかったわ
タイマン張れないやつなら
うちはお断りやからな。
それにお前らの実力を見て
誰もお前らを否定せんわ。
お前達3人を歓迎しよう。
ルシエドへようこそ」
圭吾「よかったな~。
これで立派にうちの一員や
これから集会に出るけど
お前らも一緒に来るかぁ?
気持ちいいぞ~。集会は」
守「いいんですか?」
魂輝「行きたいで~す。
交通違反バリバリですね。
めっちゃ懐かしいです~」
司「怖いけど行きたい」
圭吾「じゃあ決定やな。
お前ら適当に後ろに乗れ」
喧嘩が終わってすぐに集会
に出る用意をして出て行く
普段の生活とは違う世界。
切り替えが早い世界だった