時間も遅くなってきたので
そろそろ帰ることにした。
圭吾「じゃあ土曜日にな。
俺を訪ねてくればええぞ」
司「はい。お願いします」
藤山「圭吾のところが不満
やったら俺らのほうにすぐ
来てもええからな」
圭吾「うっさいねん」
野田「そんじゃあまたな。
気をつけて帰ってくれよ」
ヤンキー達はバイクで帰る
僕達は歩いて駅まで行って
電車で帰っていった。
先生と別れ駅に降りた。
司「なーんかなぁ・・・
暴走族に入ったとかって
全然実感ないねんけど」
守「俺も実感全然ないわ」
魂輝「暴走族って一般人に
迷惑をかけるんじゃない
ですか?」
司「たぶん・・・そう」
守「仮入部やからなぁ。
適当にこっちで見て判断を
してたらええんやない?」
司「それもそうやねぇ~」
少し考えが楽になった。
家に帰ってゆっくり休んで
翌日からもいつもと同じ
ように毎日を過ごしてた。
そして・・・運命の土曜日
がすぐにやってきた。
司「それじゃあ・・・
行って来ます・・・」
母「行ってらっしゃ~い」
父「なんかあったらすぐに
俺に電話をしてこいよ」
午後11時に家を出る。
家族に見送られながら・・
普通は・・・止めるだろ。
守君と魂輝君と合流をして
集会の場所へ向かった。
司「うぅ・・・怖いよぉ」
集会所に近づくにつれて
怖くて胃が痛くなってきた
族は不良より何倍も怖い。
売られた喧嘩を買わない
ような連中なんていない。
気合も根性も一味違う。
だから関わりたくはない
守「そこのところやな。
司・・・やないわ。
アトロ。気合入れろや」
司「だって・・・守君
じゃないや。バアトは
暴走族が怖くないの?」
守「怖くはないけどなぁ
面倒くさい連中やから
敵にはまわしたくないと
は多少思ってるで」
司「その精神力の強さが
めっちゃ羨ましい・・」
魂輝「僕もアトロやバアト
みたいな呼び名欲しいです
なんかつけて下さいよ」
守「そうやなぁ~。タマは
暴れ出したら止まらへんし
一撃がめっちゃ怖いしなぁ
魔除けとかはどうや?」
魂輝「かっこ悪いですよ。
魔除けなんて嫌です」
司「清人さんが魔人って
呼ばれてたみたいやから
それにちなんだらどう?」
あーだこーだ言っていた。
さっきまでの緊張がどっか
いっていた。