久我「あんた何者や?」
久我は態度を変えていた。
ヤバいと思ったのだろう。
野田「ただのカタギや。
それより早く組の名前を
言えや。さっさとしろ」
ドカッ・・・ガン・・・
先生は久我を蹴っていた。
元ヤンの怖さが出ていた。
僕も守君も魂輝君も黙って
見ているしかできなかった
止めたら殺される気がした
それほど・・・怖かった。
久我は組の名前を言わない
それだけは言わなかった。
言ったらヤバイと思ってた
そういう雰囲気が出ていた
野田「ちっ。出さへんのか
じゃあええ。今から残忍会
を潰しに行ってくるかな」
司「えっ?マジですか?」
野田「おう。久我を守る
ような族の連中や。
責任とらせようやないか」
先生が悪魔に見えてきた。
止められなくなってきた。
守「付き合いますよ」
魂輝「僕も行くですね」
野田「アトロはどうする?
バアトは来るってよ」
司「・・・行きますよ」
僕は不完全燃焼だった。
みんなも同じだっただろう
野田「じゃあ行きますか」
僕達がその場を去ろうと
した時に仲間と思われる
ヤンキーが単車で来た。
見てすぐにわかった。
喧嘩慣れしてる連中だった
ゆっくり久我の方へ行った
僕達は少し止まって見てた
久我がやられた仕返しで
僕達に来ると思ったから。
何か言い終わると連中が
僕達の方へやって来た。
僕達は身構えていた。
??「野田さんですか?」
野田「あん?なんや?」
??「自分残忍会の総長を
やらしてもらってます
藤山と言います」
??「自分は副総長を
やらしてもらってます
海原と言います」
野田「あれ?残忍会?
今から行こうと思って
たんやけど丁度ええ」
藤山「勘弁して下さい。
残忍会は久我さんと何も
関係がありませんから」
海原「久我さんが勝手に
残忍会の名前を使ってて
俺達も迷惑してました」
野田「あれ?そうなん?」
彼らの話を聞いていた。
久我は元々残忍会だったが
卒業してからもOBとして
勝手に威張り散らしていた
残忍会の名前を出すことで
周りの連中を威圧していた
現役の残忍会としては迷惑
だったが一応先輩なので
目をつぶってただけだった