野田「守がそんなに
負の感情出すのって
珍しいことやからなぁ。
ちょっと事情教えてや」
守「言いたくないんです」
司「守君。先生には言って
もいいんじゃないかなぁ?
喧嘩も認めてくれてるし」
守「うーん。確かになぁ」
野田「喧嘩の話なんか?」
守「実は今日・・・」
守君は先生に話した。
野田「ふーん。そうなんか
人殺したって言ったん?」
司「はい。言ってました」
野田「ほんまかなぁ?
死んだと殺したは違うぞ」
司「一緒じゃないです?」
野田「全然違うねんけどな
まぁええわ。俺も行くか」
守「えっ?なぜ先生が?」
野田「20歳越えてるなら
法律は守ってくれへんし。
殺しては無いと思うけど
万が一あったら困るしな。
指導者としてついていくわ
相手の実力が危険と判断
したら俺が変わってやる」
司「でも先生がそんな事を
したら問題になるんじゃ」
野田「上手い事やるって。
まだお前ら現役よりも
やりかたは上手いって」
司「そういう問題と違う」
野田「そういう問題や」
先生は強引に押し切った。
僕達についてくると言った
もういい大人なのに・・・
僕と守君は色々と話した。
学校に乗り込んできた事や
窓ガラスを割ったりして
無茶苦茶していた事を・・
先生は軽く聞いていた。
びびってる様子は無かった
実践経験が少ないのか?
それとも軽く考えてるのか
久我達をなめている感じだ
なめてると痛い目を見る事
を知らないのか?と思った
翌日学校が終わる頃に先生
が僕達の学校まで来ると
言うことでまとまった。
その日は軽めの練習で
上がって体を休めてた。
そして・・・翌日・・・
司「遅い・・・先生・・」
魂輝「本当に来ますか?」
守「わからへん。まぁ元々
先生関係ない話やしなぁ」
学校が終わって校門の前で
僕達が先生を待っていた。
待ち合わせ時間から5分が
過ぎて先生がやってきた。
野田「いやぁ。悪い悪い。
星川中学校行っててんや」
先生は星川の卒業生らしい
ちょっと寄っていたので
遅れたらしいが・・・
緊張感が全く無かった。