第526話 保険

2016年10月1日

第21部-指導者-

t f B! P L
森「やめてくれえぇぇぇ」

久我「おーい。東ぃ。
今日はこれで解散やぁ」

東「えっ?シバキに
いくんじゃないんです?」

久我「今日はこいつとやる
明日約束守ってやるからよ
ほれ。さっさと来いや」

美加「ちょっと・・森君」

久我は美加を連れ去った。
森君は何も出来なかった。

東「あーあ。明日かぁ・・
しゃあない。俺も帰ろう」

森「ちょっと待って下さい
なんで美加を呼んだんスか
そんなん聞いてませんよ」

東「森がブサイクな女とか
誰も連れてこんかった時の
保険をかけてたんや。
まさかほんまに連れてこん
とは思わんかったけどな。
じゃあ俺も帰るわ」

森「おい・・・待てやぁ」

森君が東につっかかった。
泣きながら胸グラを掴む。

東「なんや?やんのか?
お前俺のバック知ってて
やる気なんやろうなぁ?」

森「ぐっ・・・」

森君は手を放していた。

東「わかってたらええねん
お前が女連れてこんから
こんな事なってんからな」

東も帰っていった。

森「くっそおおおっ」

これが・・・不良の世界だ
ハンパな気持ちでやれない

覚悟もなくつっぱってると
こんな時に対処ができない

言われるがままだった・・

そして・・・僕達は・・・
いつも通り平和だった。

太極拳部で遊んでいた。

司「そうきますか・・・」

魂輝「司は将棋を知って
いるわけじゃないですね」

司「将棋の戦略なんて全然
知らないよ・・・なんで
魂輝君は知ってるの?」

魂輝「将棋も武術と同じで
完成が無いモノですからね
集団兵法を考えられます。
これも鍛錬のひとつです」

太極拳をせずに将棋してた
将棋部みたいになっていた

僕は将棋は強い方だった。
でも素人レベルでだった。

ブーッ・・・終了です。

守「5分切れ負けや。
はい司の負け~」

司「うわっ。厳しいよ」

守「真剣でやらんとな」

時間制限がある将棋だった
真剣と言われる勝負だった

司「将棋って奥が深いね。
そんな事考えた事なかった
完成が無いってすごいね」

魂輝「武術でも同じです。
完成したと思う人もいます

だけどそれは自分の限界に
達した事でありそれ以上の
先まで解読できないだけで
完成したつもりになったと
勘違いしているだけです」

たしかにその通りだった。
それが自然の摂理だと思う

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