第515話 勝手な名前

2016年9月20日

第20部-左腕と右腕-

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そうして夜も更けていって
少し落ち着いた時に・・・

瀬戸「そういえば守と司に
コードネームは無いの?」

父「必要無いと思うけど」

司「コードネーム?」

守「死神とか魔人とか
そういうのかなぁ?」

父さん達の話を聞いていた

瀬戸「いやー。必要やろ。
あった方が動きやすいし。
名前使うよりコードネーム
使ってた方が足つかんし」

父「そういえば・・・司も
喧嘩するようなったし」

清人「あった方がええか。
でもどんな名前にする?」

柴田「ロバートの名前を
渡すのはやめてほしいぞ」

清人「それはあかんやろ。
でもどんなんがええかな」

安部「充電期間とかは?」

父「ははははっ。確かに
意味的にそうかもしれん」

清人「卓と明が帝と皇帝や
そんなんがええかもなぁ」

村田「ロバートやろぉ・・
ロバートロバートロバート
ロバアトロバアトロバアト
ロバとアトはどうや?」

清人「ロバはあかんやろ。
めっちゃかっこ悪いやん」

村田「ロバ・・・アト・・
ロバア・・・トロバ・・・
アトロ・・・バアト・・・
あれ?ええ感じやんけ。
アトロとバアトはどう?」

瀬戸「おうそれでええやん
コードネームなんて結構
どうでもええもんやから」

父「まぁ・・確かになぁ。
俺は死神やで。最悪や」

柴田「そのまんまやもんな
でも死神っぽかったぞ」

清人「どっちがアトロで
どっちがバアトなんや?」

瀬戸「そんなんくじ引きや
割り箸に名前書いて引いた
方の名前がその名前や」

父「そやな。じゃあ割り箸
に名前を書くかな。おーい
司と守。こっちに来ーい」

司「呼ばれてるよ・・・」

守「勝手に話されてるし」

父「よし。じゃあ引けや」

説明もなんも無しで引く。
僕達は割り箸を引いた。

父「なんて書いてある?」

司「・・・アトロって」

守「バアトって書いてる」

父「じゃあそういう事や。
司がアトロで守がバアトや

暴れる時のお前らの名前や
喧嘩の時に名前聞かれたら
その名前名乗ればええぞ」

酔っ払って言われると
説得力は全く無かった。

僕達に選ばせてもらえる事
は無くて呼び名が決まった

この時僕らは気づいてない

最初は使わないと思ってた
名前だったけど・・・使う
場面が今後多くなっていた

そしてこのコードネームに
何度も助けられる事になる

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