第512話 集団力

2016年9月17日

第20部-左腕と右腕-

t f B! P L
瀬戸「本当は望んだら
あかんかったんかもなぁ

ロバートと比べた俺の方
が悪かったかもしれへん

みんながロバートと
比べへんかったんは期待
してなかったんやろな」

司「そんなに・・・
僕達はダメですか?」

瀬戸「あぁ。ダメやな。
めっちゃつまらへんな」

司「何がダメですか?」

瀬戸「大人しすぎるねん。
勝負事とか拘らんやろ?」

守「勝ちには拘ります」

瀬戸「どうせ個人戦やろ?
集団戦やないんやろ?」

守「そうですけど・・・」

瀬戸「個人で拘るってのは
他にもいっぱいおんねん。

個人にも拘り集団にも拘れ

集団で勝ちに拘るってのは
めっちゃ難しい事やねん。

社会では集団戦で勝てる人
を必要としているねんぞ。

集団戦で勝たせるのが・・
リーダーと呼ばれる者や」

守「集団戦・・・」

瀬戸「お前らは資質がある
ロバートと由紀姉・京子姉
の子供やから絶対にある。

人を導け。それが役目や。
拒む者はいらへんねん。

お前達と一緒にいたいって
思う者だけ導いてやれや」

司「それって・・・僕達に
リーダーになれと?」

瀬戸「あぁ。なるべきや。
その時に初めてわかるやろ
アムリタ教典の深い意味」

守「深い意味・・ですか」

瀬戸「アムリタ教典は個人
よりも集団に軸を置いてる

あれ読んでてわからん部分
がいくつかあったやろ?

その部分は集団を指してる
悩んだ時に読めばいい」

司「悩んだ時・・・かぁ」

瀬戸「野田から聞いたけど
個人の力はあるって聞いた

後は集団での力があったら
俺はお前らを認めてやる」

守「集団力か・・難しい」

司「また課題ができたぁ」

瀬戸「言ってすぐに集団力
がつく訳やないからなぁ。
高校生になるまでに少しは
力をつけてればええねん」

司「どうすればいいです?
少しヒントが欲しいです」

瀬戸「本を読めばいい。
ビジネス本やそういう本を
自分の小遣いで買うねん。
そんでちゃんと読みきる。

何度も何度も読み直すねん
そうして後は実践で試す。

そうすればわかってくる」

守「ビジネス本かぁ。
読んだ事無かったです」

瀬戸さんは僕達に上への
目指し方を教えてくれた。

かなり新鮮な事だった。

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