瀬戸「中学生のお前らが
今将来の事なんて考え
なくてええねん。ただな
高校行って大学に行って
っていう人生設計だけは
きっちり持ってればいい
高校で将来を考え始める
と思うけど高校は適当に
遊んで卒業しとけばええ
高校卒業までは楽しんで
遊んでたらええねんな。
問題を起こさないように
恋愛も遊びも多少の無茶
も喧嘩もしたらええねん
そんで大学に進学する。
なるべく推薦を狙うねん
大学に入ったら今までと
違って勉強に打ち込む。
大学で習う事はレベルが
やっぱり違うからな。
遊ぶのは高校生までや。
勉強するのは大学生から
そう覚えておいたらええ
ちなみに高卒はあかん。
大学は卒業した方がいい
やっぱり違うもんやねん
学歴社会じゃないとか
言ってもやっぱり学歴や
学のある者が強いねん」
みんな黙って聞いていた
すごく説得力があった。
野田「まぁ。こいつらも
成績はええほうやねん。
武を理解するために頭の
使い方も鍛錬してるで」
瀬戸「そうやろうな。
練習見てて思ったわ。
みんな考えてやってた。
アランも何も言わずに
受け入れてくれてたし」
野田「アランって名前?
その子が瀬戸の子か?」
瀬戸「おう。そうや。
サッカー大好きっ子や」
アラン「初めまして」
野田「あら?日本語が
めっちゃ上手やんか」
瀬戸「アランは英語と
ドイツ語と日本語が
できるねん」
野田「すげぇな」
瀬戸「じゃあ行くわ。
会社の方にも行って
みんなにも会いたいし」
野田「俺もついてくわ。
お前1人やったら誰か
わからんから門前払い
されるだけやろうしな」
瀬戸「なんでやねんな」
野田「今は大きくなったの
昔と今は全然違うっての」
瀬戸「へぇ。そうなんか」
アラン「パパ。僕はここで
待っててもいいですか?」
瀬戸「おう。遊んでもらえ
また後で迎えにきたるわ」
アラン君を置いていった。
野田「瀬戸がおるって
わかってたら車やったのに
今日はバイクやぞ」
瀬戸「なんでもええやろ。
まだジェイドなんか?」
野田「いや・・・あれや」
瀬戸「あん?アドレスか?
これ・・ロバートのか?」
野田「そうや。ほれっ。
瀬戸が前を運転せえや」
先生は鍵を渡した。