アラン君も中へ入った。
瀬戸「アラン。せっかくや
一緒にやらしてもらえや」
アラン「いいんですか?」
瀬戸「少しの時間やけどな
色々学ばせてもらっとけ。
おーい。こいつも一緒に
少しなんかさせたってや」
アラン「お願いしまーす」
憲吾「いいですけど・・・
大丈夫なんですか?」
アラン君はまだ6歳だった
体格が全然違っていた。
瀬戸「技を見せたってくれ
打撃技術の方がええかな」
アラン君はみんなと交じる
瀬戸さんは周りを見ていた
瀬戸「うーん。懐かしいな
垂水よりも広いんやなぁ。
ちょっとトイレいこっと」
瀬戸さんがトイレへ行った
そして・・・少しして・・
先生がやってきた。
野田「みんなおはよう~。
あれ?外人がおるやんけ」
先生が入ってくるとみんな
一斉に挨拶をしていた。
そして憲吾が近寄った。
そして先生に事情を話した
野田「知らない人が来た?
その子の親どこ行ったん」
憲吾「先生も知らへんの?
知り合いの感じでしたよ」
野田「うーん。誰やろ?」
瀬戸「あぁ。スッキリした
あれ?何集まってるんや」
憲吾「あっ。あの人です」
野田「あれか・・・あれ?
えっ?マジで?なんで?」
先生が動揺して驚いていた
瀬戸「なんやねん。野田。
お前も偉くなったもんやな
俺を待たせるなんてやぁ」
野田「瀬戸ぉ。マジかいや
何でお前が日本おんねん」
瀬戸「卓から連絡もらって
あいつらに会いに来たんや
ついでにみんなにお土産を
渡してるねんけどな」
野田「お前が帰ってくる事
みんな知ってるんかぁ?」
瀬戸「知らへんと思うわ。
連絡もしてへんからなぁ」
野田「あかん。まずいわ。
ちょっと待て。待てよ」
瀬戸「どないしたんや?」
野田「あいつらが・・・
お前に会いに明日ドイツに
行こうとしてるねんって」
瀬戸「なんで?」
野田「理由は後でや・・・
先にちょっと電話するわ」
先生が急いで電話をした。
先生も頭がパニックになり
何を言ってるかわからない
瀬戸が日本に帰ってきてる
ドイツに行かなくていい。
聞くほうも聞くほうで
わからない状態だった。