アラン「父さんと一緒に
旅行ができて嬉しいよ。
リンダも来たがってたよ」
瀬戸「リンダはまだ小さい
日本語も弱いからあかん」
アラン「そうそう。後ね。
僕は母さんから父さんが
浮気しないように見張って
おいてって言われたよ」
瀬戸「ははっ。見張りか。
母さんは心配性やなぁ」
2人は話ながら歩いていた
そして目的地についた。
アラン「ここは・・・?
柔道場かなんかですか?」
瀬戸「まぁそんなもんや。
タノモーって言って入れ」
瀬戸さんが扉を開けた。
アラン「タノモーっ!!」
佐伯「あん?外人か?」
アラン「あれ?怖い人達」
冠位明陵帝の本家だった。
ヤンキー率の高い場所だ。
瀬戸「あれ?誰もおらんか
おーい。大人はどこや?」
富田「どちらさんですか?
師範達に用でしょうか?」
富田が代表して出てきた。
本家は高校生も中学生も
小学生も一緒に練習してた
瀬戸「師範って誰の事や?
魔人さんと死神さんか?」
富田「あの。なんですか?
用が無いなら出て下さい」
明らかに怪しい人だった。
話が噛み合ってなかった。
瀬戸「うーん。それじゃあ
大人が来たらこれ渡して。
お土産やって言っといて」
富田「お土産?」
瀬戸「じゃあ次行くかな。
邪魔したな。悪かったわ。
じゃあ次行くぞ。アラン」
アラン「失礼しましたぁ」
瀬戸さん達は去っていった。
富田「・・・変な人やな。
師範にメールしとくかな」
富田はメールをしておいた
アラン「次はどこ行く?」
瀬戸「次は須磨に行くかな
みんな須磨みたいやしな」
須磨へ電車で向かった。
そして今度は同じように
冠位明稜帝分家へ行った。
瀬戸さんが扉を開けた。
瀬戸「すんませーん」
アラン「タノモーっ」
憲吾「あれ?誰やろ?
外人の子もおるんか?」
本家と同じように戸惑う
憲吾が対応に向かった。
憲吾「どうしました?」
瀬戸「大人おらへんの?
野田が先生してるって
聞いてたんやけどなぁ」
憲吾「先生はもう来ますよ
先生に用なんですか?」
瀬戸「んー。別に用って
ほどでもないねんけどな。
せっかくやし少し待つわ」
瀬戸さんは靴を脱いで
中へ入っていった。